保険治療について


 手湿疹

手のひらや手の甲、指などにおこる、赤みやかゆみ、腫れ、水ぶくれ、ひび割れといった症状のことです。水仕事をする女性によくみられることから、「主婦湿疹」と呼ばれることもありますが、男性にもできます。また、美容師や医療従事者、飲食店や花材店で働いている方にも多いようです。

原因としては、洗剤や化学物質、紙やキーボードなどに触れることへの摩擦。これらが繰り返されることが刺激となって、炎症が起きます。

湿疹がおきている場所はバリア機能が弱まっているため、乾燥をさけ、クリームなどで保湿しましょう。ただし、これはそれ以上悪化させないための対処でしかありません。しのぶ皮膚科では、炎症を抑える軟膏と保湿剤を処方しています。

また、一見手湿疹に見える症状でも、別の病気だということもあります。早めの受診をおすすめします。

 赤ら顔/酒さ(しゅさ)

酒さとは、ほほや額などを中心に、顔が長時間赤くなる症状です。
皮膚がぼつぼつと盛り上がったり、ほてったり、細い血管が糸くずのようにちりちりと目立つようになることもあります。
どちらかというと、色白の方によく見られる傾向があります。

原因としては、遺伝的なものやストレス、また細菌などと言われていますが、はっきりしたことはまだ解明されていません。
最近では、デモデックスという微小なダニの一種が関連していると見られています。

しのぶ皮膚科では、メトロニダゾールという抗菌作用のある軟膏を処方しています。
また、自費になりますが、レーザーで赤みをおさえることもできます。 酒さは紫外線を浴びたり、顔をごしごし洗ったりといった刺激で悪化することが多いので、日常の生活のなかでも気を付けるようにしましょう。

 イボ/尋常性疣贅(じんしゅうせいゆうぜい)

手や足にできるウイルス性のイボのことです。一つだけでなく、複数できることが多く、通常、かゆみや痛みなどの症状はありません。

原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚に感染することで、免疫力が落ちて、ウイルスの抵抗力が下がっている際にかかることが多いようです。
特に重篤な病気に発展することはないのですが、時間とともに大きくなったり、数が増えたりするので、早めに受診されることをおすすめします。

治療は、液体窒素で凍らせて取るのが一般的です。大きさや数にもよりますが、1回だけで良くなることはあまりなく、数回通うことが必要になります。
また、皮膚の新陳代謝を活発にすると言われるヨクイニンの内服薬を処方するので、併せて服用ください。

ちなみに、尋常性疣贅(イボ)は、タコやウオノメと見分けがつきづらいことがあります。
市販のスピール膏などでタコやウオノメを治療してもなかなか良くならないときは、尋常性疣贅(イボ)を疑ってみてください。

 水イボ/伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)

主に幼児から小学校低学年までの子どもに見られる、ウイルス性の皮膚感染症です。プールなどで接触することでうつります。
また、兄弟がいる場合は、家庭内でもうつしあってしまうことがあります。
直径1~5mmの光沢を帯びた、真ん中が凹んだ半円形の発疹がいくつもできます。

水イボは、放っておいても特に悪化するわけではなく、免疫がつけば自然に治ります。
しかし、子どもは水イボをひっかいて掻き破ってしまい、ウイルスを広げてしまうことが多いものです。
特に薄着の季節などは、他の子どもに移さないためにも、早めに治療するのがおすすめです。

治療はトラコーマ鑷子(せっし)と呼ばれる専用のピンセットで、一つずつつまんで取っていきます。
少し痛みがあるため、しのぶ皮膚科では、麻酔作用のあるシールを用意しています。
ご希望の方は事前にご購入いただき、一時間ほど貼ってから治療すると、痛みが軽減されます。

数が多い場合は、何回かに分けて取っていくことになりますが、ご自宅でも取れるよう、鑷子(せっし)の販売も行っています。

 とびひ/伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)

主に、小学校入学前くらいの子どもに多くみられる細菌皮膚感染症です。
虫刺されやあせもなどを掻きこわしたところに細菌が入り込み、感染することで発症します。
一度発症すると、まるで “飛び火”したようにあちこちに症状が広がってしまうので、「とびひ」と呼ばれています。
汗をかきやすかったり、細菌が繁殖しやすい夏に患者さんが多くなります。

とびひの原因となるのは、主に、黄色ブドウ球菌とレンサ球菌の2つ。
どちらも私たちの日常にある、ありふれた菌です。主に鼻の中などに多いため、鼻の中に指をつっこんだり、ほじったりするクセのある子どもは注意したほうがいいでしょう。

しのぶ皮膚科では、抗生物質が入った軟膏を処方しています。
適切に治療すればとびひの多くは数日から1週間程度でよくなりますが、とびひの原因菌が他の病気を発症することもあるため、症状が出たら早めに受診してください。
早く治るためには皮膚を清潔にして新たな発疹ができないようにすることが大切ですが、お風呂でゴシゴシ洗ったりするのは禁物です。
水ぶくれができていたり、じゅくじゅくした状態の間は湯船に入らずシャワーにし、石鹸をよく泡立ててそっと洗うようにします。
兄弟がいる場合は、一番最後に入浴するようにしたほうがいいでしょう。

保育園や幼稚園、学校などを休む必要はありませんが、服から露出している部分はガーゼで覆うなどして、他の子どもに移さない配慮が必要です。
また、すべての発疹がかさぶたになるまで、プールは禁止です。

 首イボ/軟性線維腫(なんせいせんいしゅ)

首やわきの下などにたくさんできている小さなポツポツのことです。
別名アクロコルドンまたはスキンタッグとも呼ばれる良性の皮膚腫瘍です。
男女ともに30代を超えるころからでき始めることが多く、加齢とともに増えていきます。

首やわきの下のほか、胸、横腹、鼠径部など、服や下着などがこすれるところに多くできることから、摩擦による刺激が原因だと言われています。
そのほか、紫外線による影響も関係があると考えられています。

特に痛みやかゆみはないものの、見た目を気にする人は少なくありません。
また、常に刺激があるような場所にあると大きくなってしまうこともあります。
保険で治療できるので、気になるようなら治療されるほうがいいでしょう。
治療はハサミで切り取るだけ。痛みや出血はほとんどないので安心してください。

 乾癬(かんせん)

皮膚が赤くなり、表面に白い垢のようなものが鱗のように積み重なります。
また、その一部がぽろぽろと剥がれ落ちることもあります。
水虫(白癬)や脂漏性皮膚炎の症状と似ていて、間違えられることも少なくありません。まわりの人にうつる病気ではありません。

乾癬の原因はまだ完全にわかっているわけではないのですが、もともとの体質や、食生活、ストレスなどと関連があるのではと言われています。
ひじやひざ、お尻といった、よくこすれる部分にできることが多く、急に悪化したり良くなったりを繰り返します。

治療は、ステロイド剤やビタミンDなどの軟膏を処方します。また、紫外線を当てる治療を行うこともあります。

 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)

手のひらや足の裏に小さな水ぶくれや膿の溜ったぶつぶつができ、そのうちに赤く腫れあがったり、角質が硬くなったりします。
男性よりも女性に多くみられ、他の人にうつすことはありません。痛みがある場合もあります。

はっきりとした原因はわかっていませんが、免疫の働きが関わっていると考えられています。

治療は、ステロイド剤などを処方しますが、喫煙の習慣がある人は、禁煙をしないと治りが遅くなります。
また、金属アレルギーや歯周炎、慢性副鼻腔炎、上咽頭炎などが掌蹠膿疱症の悪化につながる場合もあり、併行してそうした症状の治療をお願いする場合もあります。

 蜂窩織炎(ほうかしきえん)

細菌が皮膚だけでなくその下の脂肪まで入り込んでしまい、赤く腫れ上がってしまう病気です。
全身におきますが、膝から下にかけてが最もよくできます。熱感と痛みがあり、重症化すると入院が必要になることもあります。

原因となるのは、黄色ブドウ球菌とレンサ球菌などの細菌。擦り傷や切り傷、虫さされを搔き壊したところなどから感染します。

治療としては、抗生物質の入った塗り薬を処方します。併せて、抗生物質の飲み薬も服用していただきます。
症状が治まったように見えても、細菌がまだ体の中に残っていることがあるため、決められた期間は薬をしっかりと服用し続けることが大切です。

 皮膚がん

しのぶ皮膚科では、小さいがんの切除など、日帰りでできる手術は院内で行っています。
化学療法や大きな手術、入院しての治療が必要な場合などは、近隣の提携病院などをご紹介しますので、「気にはなっているんだけど、病気ではないかもしれないから、いきなり大きな病院には行きにくい」といった症状でも、お気軽にご来院ください。

参考のために日本人に多い皮膚がんをいくつかご紹介します。

 基底細胞がん

皮膚は表面に近い部分から表皮、真皮、その深部の皮下組織の3つの部分に大きく分かれますが、そのうちの表皮の一番下の層にある基底層にできるがんです。
高齢者がかかることが多く、鼻やまぶた、口のまわりといった、顔の中心寄りにできることがほとんどです。
黒く盛り上がってくるので、ホクロと間違えやすいのですが、ダーマスコピーという特殊なルーペで診察をすればすぐにわかります。

 有棘細胞がん(扁平上皮がん)

表皮の真ん中くらいに位置する有棘層にできるがんのことです。扁平上皮がんとも呼ばれます。
最初は小さな赤い腫れものができますが、いつまでも治らず、そのうちにカサカサとした盛り上がりができ、さらには潰瘍になって下の組織にも広がります。

要因のひとつとして紫外線の影響が挙げられます。
特に、色が白い人は顔だけでなく、首や手の甲など、日光があたりやすい部分にもしっかりと日焼け止めを塗ることが必要です。

 悪性黒色腫(メラノーマ)

メラニン色素を作り出すメラノサイトという細胞ががん化したものです。
白人に多いといわれていますが、最近では日本人でも増えています。
シミやホクロと間違えられやすいのですが、色むらがある、輪郭がにじんでいる、急に大きくなるといった、独特の特徴があります。
悪性黒色腫にはいくつかのタイプがあり、よく知られているように足の裏や手のひらにできやすいものもありますが、顔や体、爪、口のなかの粘膜などにできることもあります。

 中毒疹(ちゅうどくしん)

何かしらの原因物質が体内に入ることによって、全身に発疹が出てくる症状のことです。
服用した薬が原因になったり、ウイルスや細菌などが原因となったりする場合が多いのですが、原因が特定されない場合もあります。
発疹は全身に及び、左右対称に出ます。かゆみがあることもあります。

原因が薬の場合を薬疹(やくしん)と言い、発疹を引き起こしたと思われる薬が特定できれば、それを別の薬に変更する必要があります。

また、発疹に対してはステロイドの軟膏などを処方して抑えていくことになります。

 粒腫(ひりゅうしゅ・ はいりゅうしゅ)

稗粒腫は、目の周りや目の下にできる、直径1~2mmの白いぶつぶつのことです。中には角質が入っています。
痛みやかゆみはなく、放っておいても特に問題はありませんが、自然に消える事はあまりありません。

治療は、使い捨ての極細針を刺して内容物を外に排出します。
ヨクイニン(ハトムギ)の飲用も効果的なので、気になる方は試してみてください。

 脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)

顔や頭皮などに黄色っぽい鱗のようなかさぶたができたり、ポロポロとフケのようなような皮膚片が落ちたりします。
赤い発疹ができたり、かゆみがある場合もあります。

発症のきっかけとなるのはマラセチアというカビの一種(真菌)で、きちんと治療をしないと慢性化したり、再発を繰り返したりします。

マラセチアは誰の皮膚にもいる常在菌のひとつで、皮脂をエサにして繁殖します。
しのぶ皮膚科では抗菌剤の入った軟膏やステロイド入りの軟膏などを処方しますが、日常の生活のなかで丁寧な洗顔や洗髪を心がけ、規則正しい生活を心がけることも改善を早めます。

 マラセチア・癜風(でんぷう)

マラセチアというカビの一種(真菌)による感染症です。
肌に薄い茶色のまだら状の色ムラができたり、逆に色が白く抜けたりします。
春から夏に見られることが多く、汗をよくかく人がかかりやすい病気です。
マラセチアは誰の皮膚にもいる常在菌のひとつで、病原性もあまり強くはないのですが、皮膚のバリア機能が落ちているところに高温多湿になるような条件が重なったりすると発症します。

抗菌剤の入った軟膏を塗れば徐々に改善します。色素沈着が残ることもあるので、根気よく治療することが大切です。
また翌年以降、同じ季節に再発することもあります。汗ばむ季節になる前に、予防的な治療を開始することをお勧めします。

 マラセチア毛包炎

マラセチアというカビの一種(真菌)が毛包(毛穴の奥)で増えて炎症を起こしたもので、ニキビと症状が似ています。
顔以外の部分にできることが多く、背中や胸にニキビができたと思っていると、実はマラセチア毛包炎だったということは珍しくありません。

マラセチア毛炎包は、通常のニキビの治療では効果がありません。
しのぶ皮膚科では抗菌剤の入った軟膏もしくは、抗生物質の飲み薬を処方しています。
かゆみを感じる人が多いため、湿疹やあせもと誤診されるケースもあると聞きますが、ステロイドの入った軟膏を塗ると悪化するので注意してください。

 尖圭コンジローマ(せんけいコンジローマ))

ヒトパピローマウイルス(HPV)によって引き起こされる感染症です。
性器の外側や肛門の近くにカリフラワーのようなイボができます。
初期は痛みやかゆみがほとんどありませんが、イボが大きくなると痛みがあり、出血する場合もあります。

治療は、液体窒素やレーザーで除去したり、メスを使って切除したりします。また、抗がん剤の入った軟膏を処方する場合もあります。
どのような治療を行っても、一定の割合で再発してしまうため、治療方針をしっかりと相談することが必要です。
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