MEDICAL PEEL医療ピーリング

医療ピーリング(ケミカルピーリング)とは

医療ピーリングとは、酸を用いて皮膚表面および毛穴部分の古い角質を取り除き剥離させるお肌のトリートメントです。

古い角質を除去することで乱れたターンオーバーを正常な周期に戻し、皮膚の保湿効果を高めるセラミド、弾力成分であるコラーゲン、エラスチンやヒアルロン酸を増加させる効果もあります。

肌質改善、ニキビ治療、リフトアップなど目的に合わせ、最適なピーリング剤により最大の効果を発揮します。
医療機関でのピーリングは、薬剤を最大50%という高濃度で使用できることが大きな特徴で、万が一何かがあった際、医師が処置にあたれるからこそ効果の高い薬剤を使用できます。

ピーリングされた肌は古い角質が取り除かれ、美容成分が吸収されやすい状態になっています。
そのため、エレクトロポレーションで美容成分が肌の深部にまで浸透させやすく、相乗効果が期待できます。

医療ピーリング(ケミカルピーリング)の種類

サリチル酸マクロゴールピーリング(30% pH1.7)

サリチル酸は皮脂に近い性質をもち、β・ヒドロキシ酸(BHA)とも呼ばれます。角質軟化・融解作用を持ち、これまでもケミカルピーリング剤として用いられていましたが、従来のものはエタノールに溶解されていたため、お肌への負担が強く、痛みや発赤、炎症などの欠点が見られました。

そのサリチル酸を、マクロゴールという基剤に溶解することによって、酸が皮膚深部へ浸透するのを防ぎ、角質層のみに反応させることで皮膚ダメージや痛みを限りなく軽減しています。
サリチル酸ピーリングは、強力な角質軟化の効果があり、現在一般的に普及しているグリコール酸、乳酸(AHA)などのピーリング基剤と比較しても、皮脂分泌過多が原因で起こる皮膚や毛穴のトラブルに対する効果が高いと学術的にも認められるようになりました。

マクロゴールとサリチル酸の親和性が高いため、角質層以外の細胞を傷つけることがほとんどなく炎症も起こさないため、安全性がとても高くなっています。
また、真皮にコラーゲン産生が起こるため、小じわやくすみの改善、柔らかい弾力のある肌にすることも可能です。

グリコール酸ピーリング(50%)

グリコール酸はサトウキビなどから抽出されるフルーツ酸の一種で、α−ヒドロキシ酸(AHA)やフルーツ酸ピーリングとも呼ばれます。
グリコール酸は分子が小さく皮膚への浸透性が高いとされ、角質層から基底層(表皮の最下層部)まで作用します。そのため難治性のニキビへの治療に多く使われる薬剤です。

細胞の結合を緩めることで不要な角質を剥がし毛穴に詰まった皮脂や角質を溶かすことで、毛穴の開きや黒ずみの除去、ニキビ・ニキビ跡改善をおこないます。
グリコール酸は分子が小さく浸透性が高いため、皮膚表面の角質層から表皮の最下層部にある基底層まで作用します。

基底層にはシミやそばかすの原因とされるメラニンが多く存在し、ターンオーバーによって角質層へと押し上げられ、垢となって排出されます。
しかし、環境ダメージや加齢により、ターンオーバーが乱れるとメラニンの排出が正常におこなわれず、皮膚にとどまりシミやくすみといった肌トラブルを引き起こします。
グリコール酸ピーリングは基底層まで作用し、ターンオーバーの乱れを整える施術です。

サリチル酸ピーリングとグリコール酸ピーリングの違い

グリコール酸とサリチル酸の違いは、薬剤が皮膚に浸透する深さです。
グリコール酸は分子が小さく、皮膚表面の角質層から表皮の最下層部にある基底層まで作用します。
一方、サリチル酸は角質層のみに作用する施術となり、肌への刺激が非常に少ないケミカルピーリングといわれています。

禁忌 アスピリン過敏症、アスピリン喘息、ラテックスアレルギーの方
施術前の注意 表皮剝離作用のある薬剤(ニキビ・シミ治療薬など)、スクラブ洗顔の使用は1週間程度お控えください。
また、施術直前に髭剃りや顔剃りはお控えください。
施行時間 30分目安
痛み・副作用 ピーリング中は軽くピリピリと感じることがあり、洗い流す際にも刺激を感じることがあります。
また、薬剤によりムズムズ感を感じることもあります。
施術後は皮膚が赤くなる場合もございますが数日で治まりますので心配ありません。
施術後 サリチル酸マクロゴールピーリングは、施術後から12時間は何もお肌に塗らないことをお勧めします。
グリコール酸ピーリングは施術直後からお化粧などが可能です。
紫外線対策としてお帰りの際にご使用いただくお帽子や日傘などご持参いただくことがお勧めです。
施術期間 サリチル酸マクロゴールピーリングは1か月に1回のペースで5~10回程度、グリコール酸ピーリングは2週間に1回のペースで10回程度。(個人差があります)
お肌のサイクルやお悩みが改善すれば続ける必要はありません。
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