ほうれい線のヒアルロン酸注入はバレる?自然に仕上げるコツと失敗を防ぐポイント

ほうれい線のヒアルロン酸注入において、「せっかくお金をかけたのに周囲にバレてしまったらどうしよう」「不自然にならないか不安」といった声が多く見受けられます。ヒアルロン酸注入は手軽にしわやたるみを改善できる人気の美容医療ですが、不適切な施術によってはバレバレの仕上がりになる可能性もあります。

本記事ではほうれい線へのヒアルロン酸注入がバレる理由と自然に仕上げるポイント、失敗を防ぐコツをまとめて解説します。

なぜヒアルロン酸注入はバレるのか?

過度な注入量・誤ったデザイン

施術後に「バレた」と言われる大きな原因は、過度な注入や不適切な部位への注入によってほうれい線周辺が不自然に膨らんでしまうケースです。ほうれい線を消そうとするあまり、必要以上にヒアルロン酸を注入するとかえって頬や口元に不自然なぷっくり感がでます。

医師の経験不足

ヒアルロン酸注入は手軽な施術に見えますが、実際には豊富な知識と技術が必要です。解剖学的な理解や、個々の骨格・表情の特徴を考慮できない施術者が行うと微妙なライン取りを失敗し、不自然さが目立ってしまうことがあります。

施術後の腫れや内出血

施術後の腫れや内出血が強く出ると、一時的に頬周辺が目立ち「何かした?」と周囲に気付かれるケースもあります。腫れや内出血は時間経過とともに落ち着いていくものですが、施術直後のダウンタイムをどう乗り切るかによってバレやすさが変わります。

自然な仕上がりを目指すヒアルロン酸注入のポイント

適切な注入量・部位の見極め

最も重要なのは、ほうれい線周辺だけでなく顔全体のバランスを見ることです。ほうれい線だけに集中してしまうと、他のパーツとのバランスが崩れ、不自然に見えてしまう可能性があります。頬のボリュームやフェイスラインとの調和を重視し、必要最小限の量を注入することが大切です。

適切なヒアルロン酸製剤の選択

ヒアルロン酸製剤には粘度や硬さなど様々な種類があり、目的や注入部位に合ったもをの選ぶことが大切です。ほうれい線には柔らかく肌馴染みの良い製剤が選ばれることが多く、より自然に仕上がりやすくなります。

表情筋と動きの考慮

ほうれい線は表情の動きによって深くなるしわの代表例です。笑った時、口角を動かした時の筋肉の動きに配慮しながら注入を行うことで不自然なこわばりや凸凹を回避できます。

バレにくくするための施術前後の工夫

カウンセリングでゴールを明確に

失敗や不自然な仕上がりを防ぐには施術前のカウンセリングが非常に重要です。自分がどういう印象になりたいか、どの程度改善したいかを医師にしっかり伝えましょう。また、医師側からも注入後のシミュレーションや施術のリスクなどを丁寧に説明してもらうことが大切です。

ダウンタイムのフォロー

● 腫れ・内出血対策

施術後は患部を強くマッサージしない、過度な飲酒や激しい運動を避けるなど、適切なアフターケアを行うことで腫れや内出血を最小限に抑えられます。

● メイク・ファッションの工夫

ダウンタイム中はメイクで赤みをカバーしたり、マスクなどで口元を隠す工夫も有効です。

定期的なメンテナンスで自然さをキープ

ヒアルロン酸は体内に徐々に吸収されるため、効果を維持するには定期的なメンテナンスが必要です。一度に大量に入れず、少しずつ調整しながら注入を繰返すことで急激な変化を避けながら自然な若々しさが保ちやすくなります。

失敗・トラブルを避けるには?

医師の実績・技術力を重視する

施術の成功率を高め、不自然な仕上がりやトラブルを避けるためには経験豊富な医師を選ぶことが重要です。カウンセリング時には、過去の症例写真や実績を確認し、丁寧に診察してくれるクリニックを選びましょう。

料金だけで判断しない

安価な施術に飛びつくと質の低い製剤や技術不足の医師が施術を行うリスクがあります。もちろん高価格が必ずしも良いとは限りませんが、価格だけではなく、カウンセリングの内容、医師の信頼性、クリニックの評判など総合的に判断することが大切です。

施術後の様子に違和感があったら早めに相談

● しこりや強い痛み、変色

通常、軽い腫れや内出血は数日~1週間ほどで落ち着きます。しかし、強い痛みや大きなしこり、皮膚の変色などが見られたら迷わずクリニックに連絡しましょう。

● 修正が必要な場合

ヒアルロニダーゼという酵素注射によって、過度に注入されたヒアルロン酸を分解して修正できる場合があります。アフターフォロー体制が整ったクリニックを選ぶと安心です。

まとめ

ほうれい線へのヒアルロン酸注入は、手軽に若々しい印象を取り戻せる一方で、適切な量や製剤、技術が伴わないとバレバレの不自然な仕上がりになるリスクもあります。

● 過度な注入量・誤ったデザイン⇨バレる原因

● 医師の経験不足⇨不自然になりやすい

● 適切なカウンセリング・施術後ケア⇨自然で美しい仕上がり

バレない自然な仕上がりを目指すためには信頼できる医師を選び、丁寧なカウンセリングや適切な施術計画を立てることが不可欠です。施術後のダウンタイムやメンテナスにも気を配りながら、ほうれい線の悩みを解消して、若々しさと自信を取り戻しましょう。もし気になることや不安がある場合は、必ず専門医にご相談ください。豊富な知識と経験を持つクリニックであれば、あなたの希望やお悩みに合わせて最適な治療プランを提案してくれるはずです。

この記事の監修者

しのぶ皮膚科 院長 蘇原しのぶ Shinobu Sohara

2003年に東海大学医学部を卒業し、北里大学病院皮膚科、獨協大学医科大学附属病院皮膚科を経て、2016年にヒアルロン酸専門クリニック「しのぶ皮膚科」(港区三田)を開業。皮膚科・皮膚外科歴22年。

「ヒアルロン酸小顔カスタマイズ」と名付けたヒアルロン酸注入法で、他院では難しいと言われた患者さまの悩みを改善し、ボリュームアップだけではなく骨格形成、自然な若返り、たるみあげなどを、ヒアルロン酸単独で行う独自技術を持つ。自然な若々しさと美しさを追求したデザイン力に定評があり、日本全国のみならず海外からの患者様も多く、リピート率は90%以上。難病の患者さんの顔痩せや怪我の修復にヒアルロン酸注入による往診を行っている。

略歴

  • 平成15年3月東海大学医学部卒業
  • 平成15年4月北里大学皮膚科
  • 平成18年獨協大学病院皮膚科
  • 平成28年しのぶ皮膚科開業
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