「頬の“こけ”にさよなら ヒアルロン酸で若々しい印象を取り戻す方法」

年齢とともに、あるいは体重の増減、加齢による皮下脂肪の減少や皮膚のたるみなどによって、「昔より頬がこけてしまった」「顔がげっそり、疲れて見える」「老け見えが気になる」というお悩みを抱える方は少なくありません。特に、鏡を見るたびに「昔の自分とは違う…」と感じられる方にとって、その変化は見た目だけでなく「気持ち」の老けにもつながります。

私と致しましても、「本来のあなたの美しさ」を引き出すなら、「ただシワを減らす」「ただ小顔にする」だけでなく、「健康的で若々しい“頬のふくらみ”」を取り戻すことが重要だと感じています。そんな時、頼りになるのが ヒアルロン酸注入による“頬こけ改善” です。しかし、その良さを活かすためには、「どうして頬はこけるのか」「ヒアルロン酸はどう効くのか」「誰に向いていて、どんな注意が必要か」を正しく理解することが不可欠です。今回は、そのすべてをわかりやすくご説明します。

なぜ「頬がこける」のか? — 老け見え・疲れ顔の原因

頬こけの原因は、主に次のような要素によります。

脂肪や皮下組織の萎縮・減少:加齢や体重減少などで、頬の脂肪やボリュームが減ることで、頬骨の下〜頬の側面が“こける”ことがあります。

肌の弾力・ハリの低下:加齢などで皮膚や真皮のコラーゲン・エラスチンが減ることで、皮膚が薄くなり、下垂やたるみ、こけが目立ちやすくなります。

骨格や筋肉の変化:若い頃と比べて頬の皮下脂肪や筋肉のボリュームが変わることで、顔の輪郭がシャープになりすぎ、「げっそり感」が出ることもあります。

結果として、鏡を見ると「頬の凹み」「影」「フェイスラインの乱れ」「疲れた・老けた印象」につながりやすく、多くの方が「若々しく、元気そうに見られたい」「疲れて見られたくない」と感じています。

さらに、「頬がこける=やつれて(老けて)見える」という心理的負荷は大きく、顔の印象が変わることで自信や気分にも影響してしまう方もいます。だからこそ、見た目だけでなく「気持ちの若返り」を目指す意味でも、頬こけの改善は美容医療の重要なテーマです。

ヒアルロン酸注入が“頬こけ改善”に有効な理由

では、なぜヒアルロン酸注入が頬こけ改善に適しているのでしょうか?その理由は主に次の通りです。

自然なボリューム補填

ヒアルロン酸は元々私たちの体にも存在する成分で、保水力が高く、注入することで肌の内側からふっくらとボリュームを回復させることができます。頬のこけた部分に注入することで、失われた脂肪や土台のボリュームを補い、若々しく「ハリのある頬」を再現します。

即効性とダウンタイムの少なさ

切らずに注射だけで済むため、手軽に施術でき、施術後すぐに効果を実感する方が多く、忙しい日常の中でも取り入れやすい治療です。

可逆性(修正できる柔軟性)

万が一「入れすぎた」「左右差が気になる」「仕上がりが思ったのと違う」という場合でも、後から調整が可能な点がヒアルロン酸注入の強みです。

顔全体のバランス改善

単に頬の凹みを補うだけでなく、フェイスライン、たるみ、ほうれい線など顔全体のバランスを整えることで、「若返り」「整った輪郭」「疲れ顔の解消」「自然なリフトアップ」といった複合的なメリットが期待できます。

実際、多くのクリニックで「頬こけ改善」「老け顔対策」「たるみ・影の改善」としてヒアルロン酸注入が選ばれています。

どんな人に向いているか/向かないか — 適応と注意点

ヒアルロン酸注入が万能かというと、そうではありません。私のクリニックで患者さんとカウンセリングする際には、必ず以下のような観点から「あなたにとって本当に適切か」を見極めています。

ヒアルロン酸注入が向いている人

・加齢や体重減少などで頬の脂肪・ボリュームが減り、“こけ感”“げっそり感”が出ている人。
・フェイスラインがシャープすぎて、老け見え・疲れ顔に見えてしまう人。
・切る手術や脂肪注入には抵抗があるが、短時間で効果を出したい・メンテナンスしやすい手段を求める人。
・将来の変化やバランスを見ながら、少しずつ調整したい/ダウンタイムを避けたい人。

ヒアルロン酸注入を慎重に考えるべき人・注意すべき点

・顔全体の脂肪・筋肉のボリューム減少が大きく、単に頬だけをふくらませてもバランスが悪くなる可能性がある場合。
・過去に他の注入や施術を受けていて、硬さ・しこり・非対称になりやすい人。注入層や注入量・注入製剤の選択が非常に重要です。
・長期的に見て、持続やメンテナンスをどうするか。ヒアルロン酸の効果は永続ではなく、時間とともに吸収されるため、定期的なチェックや追加注入を検討する必要があります。
・注入技術や解剖学の知識が不十分なクリニックだと、注入位置のズレや不自然な仕上がり、しこり・違和感などリスクがある点。特に頬のような「ボリュームと左右差、輪郭のバランス」が重要な部位では、医師の技量・経験が結果を左右します。

注入量・持続期間・メンテナンス(目安)

多くのクリニックでは、頬こけ改善に使うヒアルロン酸の量の目安として 片頬で約 1 cc × 2(合計 2 cc 程度) を挙げることが多く、「必要に応じて 3cc 以上」というケースもあります。

ただし、「ちょうどよいボリューム」はその人の顔立ち、皮膚の厚み、骨格、全体のバランスによって大きく異なります。“ただ多めに入れればいい”わけではありません。「自然な仕上がり」「左右差のなさ」「表情の違和感のなさ」を最重視するなら、量よりもむしろ 注入位置、入れ方、層、製剤選び が大切です。

また、持続期間の目安は一般的に 9か月〜18か月(使用製剤や代謝によって差あり)とされ、定期的なメンテナンスが必要です。

そのため、施術後は「しばらくは安定」「1年前後で自然に戻る可能性あり」を理解しつつ、自分の理想のフェイスラインを維持するために、医師と長期的なプランを立てるのがおすすめです。

“しのぶ先生流” — 安全で自然な頬こけ改善のためのこだわり

私が頬こけ改善にヒアルロン酸を用いる際に特にこだわっているポイントを、患者さんとのカウンセリングも含めて紹介します。

解剖学・フェイスバランスの徹底的な理解

頬の凹みやこけには、脂肪減少だけでなく骨格の影響、皮膚の厚み、頬骨の位置、上下左右のバランスなど、さまざまな要素が関与します。ただ凹みに入れるのではなく、「どの層に」「どれくらい」「どの位置に入れるか」を細かく設計することで、自然で違和感のない仕上がりを追求します。

“少量ずつ・こまめに” のメンテナンス思考

一度に大量注入するのではなく、少量ずつ入れて経過を見ながら調整。これにより、入れすぎや左右差、過剰な膨らみのリスクを低減します。また、将来的な劣化や体重変化、老化も見据えて、 “長く付き合うフェイスデザイン” を一緒に考えます。

患者さんとの丁寧なカウンセリングと説明

「ヒアルロン酸で完璧になる」わけではないこと、効果の持続性・メンテナンスの必要性、リスクやダウンタイム、そして「理想の顔のイメージ」をすり合わせること — これらをしっかり共有したうえで治療を進めます。

リスク対策と柔軟な対応

場合によっては、ヒアルロン酸以外(脂肪注入や筋肉のボリュームアップ、皮膚のたるみに対する施術など)を併用することで、より自然で永続性のある若返りを目指すこともあります。ヒアルロン酸だけに頼らず、「あなたにとって最適なプラン」を提案します。

最後に — 「若々しさ」と「安心」を両立させて

頬こけは、加齢や体重変化、生活習慣など、さまざまな要因が絡み合って現れる“自然な変化”です。そして、その変化によって「老けた」「疲れて見える」「元気がない」といった印象に悩む方は多くいらっしゃいます。

しかし、ヒアルロン酸注入はその悩みに対して — 切らずに・即効で・自然に — 応える強力な手段です。そして、正しくプランニングし、丁寧に治療することで、「若々しさ」と「安心」を両立させることができます。

私も、あなたが鏡を見るたびに「若く、健康的で、自然な自分」に戻れるよう — そしてそれが「無理のない、長く続けられる美しさ」になるよう — 常に最善を尽くしています。

もし「頬がこけて疲れて見える」「昔のようなハリを取り戻したい」と感じているなら、まずはお気軽にご相談ください。一緒に、「あなたらしいフェイスデザイン」を考えていきましょう。

※ご参考までに下記のメニューをご覧ください。

ヒアルロン酸施術でお肌のお悩みを改善

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この記事の監修者

しのぶ皮膚科 院長 蘇原しのぶ Shinobu Sohara

2003年に東海大学医学部を卒業し、北里大学病院皮膚科、獨協大学医科大学附属病院皮膚科を経て、2016年にヒアルロン酸専門クリニック「しのぶ皮膚科」(港区三田)を開業。皮膚科・皮膚外科歴22年。

「ヒアルロン酸小顔カスタマイズ」と名付けたヒアルロン酸注入法で、他院では難しいと言われた患者さまの悩みを改善し、ボリュームアップだけではなく骨格形成、自然な若返り、たるみあげなどを、ヒアルロン酸単独で行う独自技術を持つ。自然な若々しさと美しさを追求したデザイン力に定評があり、日本全国のみならず海外からの患者様も多く、リピート率は90%以上。難病の患者さんの顔痩せや怪我の修復にヒアルロン酸注入による往診を行っている。

略歴

  • 平成15年3月東海大学医学部卒業
  • 平成15年4月北里大学皮膚科
  • 平成18年獨協大学病院皮膚科
  • 平成28年しのぶ皮膚科開業
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