アラガンのヒアルロン酸はどのくらい持つ?製剤別の持続期間と長持ちさせるコツを解説

「ヒアルロン酸を入れてみたいけれど、どのくらい持つの?」

カウンセリングで、私がよくいただくご質問のひとつです。

せっかく勇気を出してヒアルロン酸注入をするなら、できるだけ長く効果を保ちたい。
何度も繰り返し施術を受けるのは大変だし、費用も気になりますよね。

特に「アラガンのヒアルロン酸は持ちが良いと聞いたけれど、実際はどのくらい?」と気になって検索される方も多いと思います。

結論からお伝えすると、ヒアルロン酸注入の持続期間は、一般的に6か月~2年程度が目安です。
ただし、これは「アラガンなら全製品が同じ期間持つ」という意味ではありません。

使用する製剤の種類、注入する部位、注入量、注入方法、そして患者様ご自身の体質などによって、実際の「持ち」は変わってきます。

今回は、アラガン社のヒアルロン酸製剤を検討されている方に向けて、「ヒアルロン酸の持ち」を考えるうえで本当に大切なことを解説します。

アラガンのヒアルロン酸はどのくらい持つ?

まず知っておいていただきたいのは、ヒアルロン酸注入の効果は永久ではないということです。

ヒアルロン酸はもともと私たちの体内にも存在する成分で、注入後は時間の経過とともに少しずつ分解・吸収されていきます。

そのため、効果はある日突然なくなるのではなく、徐々に薄れていくのが一般的です。

アラガン・エステティックスの公式情報でも、ヒアルロン酸注入の持続性は製剤や注入部位などによって異なり、一般的な目安として約6か月~2年程度とされています。

ここで大切なのは、「2年持つ製剤を選べば、誰でも2年間まったく同じ状態を維持できる」というわけではないことです。
同じ製剤でも、頬に注入する場合と唇に注入する場合では、動きやすさや組織との関係が異なります。

また、初めてヒアルロン酸を注入する方と、定期的にメンテナンスをしている方では、仕上がりの感じ方にも違いがあります。
ですから私は、「何年持ちますか?」というご質問には、単純に数字だけをお伝えするのではなく、「どこに、何の目的で、どの製剤を、どのように注入するか」が重要だとお話ししています。

「持ちが良いヒアルロン酸」を選べば正解?

ここも、非常に誤解されやすいポイントです。

患者様からすると、「どうせなら一番長持ちするヒアルロン酸を入れたい」と思うのは当然ですよね。

でも、美容医療では「長持ちすること」だけが正解ではありません。

たとえば、鼻やあご、頬など、形を支えたり輪郭を整えたりする目的では、ある程度の硬さや形を保つ力が求められることがあります。

一方で、唇や目元など、よく動く場所では、柔らかさや自然ななじみ方が大切になる場合があります。

つまり、重要なのは「一番長持ちする製剤」ではなく、「その部位と目的に合った製剤」を選ぶこと。

ヒアルロン酸注入は、単純にへこみにヒアルロン酸を入れて埋める治療ではありません。
私は、お顔全体を見て、「なぜそこが気になっているのか」を考えることが大切だと思っています。

たとえば、ほうれい線が気になるからといって、ほうれい線の溝だけを埋めればよいとは限りません。
加齢によるボリュームの変化や頬の位置、フェイスラインなど、お顔全体のバランスが変化した結果として、ほうれい線が目立っていることもあります。

だからこそ、「持ちの良さ」だけで製剤を選ぶのではなく、仕上がりの自然さと、お顔全体のバランスまで考えて選ぶことが重要なのです。

ヒアルロン酸の「持ち」が短く感じるのはなぜ?

「アラガンのヒアルロン酸を入れたのに、思ったより早く効果がなくなった気がする」

そう感じる方もいらっしゃいます。

ただ、ここにはいくつかの理由が考えられます。

ひとつは、実際にヒアルロン酸が吸収されたケース。
もうひとつは、ヒアルロン酸自体はある程度残っていても、最初のボリューム感が落ち着いたことで「減った」と感じるケースです。

注入直後は、ヒアルロン酸そのもののボリュームに加え、注入による一時的な腫れやむくみが加わることがあります。

そのため、施術直後の状態と数週間後の自然になじんだ状態を比べると、「少なくなった」と感じることがあります。

しかし、これは必ずしも「ヒアルロン酸が全部なくなった」ということではありません。

また、代謝が活発な方は、ヒアルロン酸の吸収が早い可能性があります。運動量が多い方やサウナを好む方などは、持続期間に影響する可能性も指摘されています。

ただし、生活習慣だけで持続期間を正確にコントロールできるわけではありません。
「持ちを良くするために運動をやめなければいけない」ということではありませんので、そこまで神経質になる必要はありません。

ヒアルロン酸を長持ちさせるためにできること

ヒアルロン酸をできるだけ良い状態で長く維持したい場合、私が大切だと考えているのは「必要な場所に、必要な量を、適切な方法で注入すること」です。

そして、もうひとつ大切なのが、定期的なメンテナンスです。

ヒアルロン酸は「完全になくなってから、毎回ゼロから入れ直す」という考え方だけではありません。
少しずつ効果が薄れてきたタイミングで、お顔の変化を確認しながら必要な量を調整することで、自然な状態を維持しやすくなる場合があります。

ただし、メンテナンスだからといって、何でも追加すればよいわけではありません。

「前回と同じ場所に、同じ量を入れる」のではなく、そのときのお顔の状態を診察して、必要性を判断することが大切です。

年齢を重ねれば、お顔の骨格や脂肪、皮膚の状態も変化します。
以前は必要だった注入が、今は必要ないこともあります。

逆に、以前とは違う場所を整えることで、より自然な若々しさを目指せることもあります。

「長持ち」より大切にしてほしいこと

私は、ヒアルロン酸注入を受ける方に、「何か月持つか」だけをゴールにしてほしくないと思っています。

もちろん、費用や通院の手間を考えれば、持続期間はとても重要です。

でも、美容医療で本当に大切なのは、「長く持ったけれど不自然」ではなく、「自然な状態を無理なく維持できること」ではないでしょうか。

ヒアルロン酸は、適切に使用すれば、しわや溝だけでなく、お顔のボリュームロスや輪郭の変化など、年齢とともに生じるさまざまな変化に対応できる治療です。
一方で、注入する部位や量、深さなどによって仕上がりは変わります。

そのため、製剤のブランドだけで判断するのではなく、「自分の悩みに、どの製剤を、どこへ、どのくらい入れるのが適切なのか」を医師と相談することが大切です。

まとめ|アラガンのヒアルロン酸は「持ち」だけで選ばない

アラガンのヒアルロン酸の持続期間についてまとめると、一般的なヒアルロン酸注入の効果は6か月~2年程度がひとつの目安です。

ただし、製剤の種類、注入部位、注入量、注入方法、代謝などによって個人差があります。

そして、私が一番お伝えしたいのは、「長持ちする製剤=自分にとって一番良い製剤」とは限らないということです。

大切なのは、自分の悩みの原因を正しく見極める、注入する部位に適した製剤を選ぶ、必要以上に注入しない、お顔全体のバランスを考える、状態に合わせて適切にメンテナンスするということ。

「アラガンのヒアルロン酸はどのくらい持つの?」と気になっている方は、ぜひ「何年持つか」だけではなく、「自分の場合は、どの製剤をどこに入れるのが合っているのか」という視点で考えてみてください。

ヒアルロン酸注入は、ただ若返るためだけの治療ではありません。

今のお顔の魅力を活かしながら、年齢による変化を少しずつ整えていく。
私は、そんな自然な美容医療を大切にしています。

当院では、お一人おひとりのお顔の状態やお悩みを丁寧に診察し、必要な治療をご提案しています。

「ヒアルロン酸を入れたいけれど、どこに入れればいいかわからない」 「できるだけ自然に若々しく見せたい」 「ヒアルロン酸を検討しているけれど、自分に合う製剤がわからない」
そんな方は、まず一度ご相談ください。

持続期間だけを追い求めるのではなく、あなたのお顔にとって本当に必要な治療を一緒に考えていきましょう。

※ご参考までに下記のメニューをご覧ください。

ヒアルロン酸施術でお肌のお悩みを改善

1人1人のお悩みに向き合い、施術によって「最大の美しさ」を実現。まずはカウンセリングにお越しください

  • WEBから予約
  • LINEで相談
STEP1 ご予約・お問い合わせ
STEP2 カウンセリング
STEP3 施術・お悩み解決

この記事の監修者

しのぶ皮膚科 院長 蘇原しのぶ Shinobu Sohara

2003年に東海大学医学部を卒業し、北里大学病院皮膚科、獨協大学医科大学附属病院皮膚科を経て、2016年にヒアルロン酸専門クリニック「しのぶ皮膚科」(港区三田)を開業。皮膚科・皮膚外科歴22年。

「ヒアルロン酸小顔カスタマイズ」と名付けたヒアルロン酸注入法で、他院では難しいと言われた患者さまの悩みを改善し、ボリュームアップだけではなく骨格形成、自然な若返り、たるみあげなどを、ヒアルロン酸単独で行う独自技術を持つ。自然な若々しさと美しさを追求したデザイン力に定評があり、日本全国のみならず海外からの患者様も多く、リピート率は90%以上。難病の患者さんの顔痩せや怪我の修復にヒアルロン酸注入による往診を行っている。

略歴

  • 平成15年3月東海大学医学部卒業
  • 平成15年4月北里大学皮膚科
  • 平成18年獨協大学病院皮膚科
  • 平成28年しのぶ皮膚科開業
LINE予約 WEB予約 電話で相談