目元のちりめんじわは改善できる?原因・セルフケア・美容皮膚科での治療法を解説

「最近、目の下に細かいシワが増えてきた」
「しっかり保湿しているのに、ファンデーションが目元のシワに入り込んでしまう」
「まだ深いシワではないけれど、このまま老けて見えるようになるのでは……」

このようなお悩みはありませんか?

目元に細かく刻まれるシワは、一般的に「ちりめんじわ」と呼ばれます。年齢を重ねた方だけでなく、20代や30代の方でも、乾燥や紫外線などの影響によって目立つことがあります。

ただし、目元のシワはすべて同じ原因でできるわけではありません。原因に合わないケアを続けていても、思うような変化を感じられないことがあります。

今回は、目元のちりめんじわができる原因から、自宅でできるケア、美容皮膚科で相談できる治療法まで、皮膚科医の視点からわかりやすく解説します。

目元のちりめんじわとは?普通のシワとの違い

ちりめんじわとは、目元や口元などに現れる、細かく浅いシワのことです。織物のちりめんのように、肌表面に細かな凹凸が集まって見えることから、この名前がついています。

主に肌の表面にある角質層の水分不足やキメの乱れによって目立ちやすくなるため、「乾燥小じわ」と呼ばれることもあります。

特に目元は、顔のなかでも皮膚が薄く、皮脂腺が少ない部位です。さらに、まばたきや笑顔などで頻繁に動くため、乾燥や刺激の影響を受けやすい特徴があります。

一方で、目元のシワには、表情の動きによってできるシワや、加齢に伴う肌のハリの低下、たるみなどが関係するシワもあります。

細かいシワだからといって、必ずしも乾燥が原因とは限りません。
まずは自分のシワがどのタイプに近いのかを知ることが、適切なケアへの第一歩です。

目元にちりめんじわができる4つの原因

1、 乾燥による肌のバリア機能の低下
目元のちりめんじわで、まず考えたいのが乾燥です。
肌の表面にある角質層には、水分を保ち、外部刺激から肌を守るバリア機能があります。しかし、空気の乾燥や洗いすぎなどによって水分が不足すると、肌の柔軟性が失われ、細かなシワが目立ちやすくなります。
特に、洗顔後や朝起きたとき、メイクをしたときにシワが気になる方は、乾燥が関係している可能性があります。
この段階では、適切な保湿によってシワが目立ちにくくなることが期待できます。ただし、すべてのシワが保湿だけで改善するわけではありません。

2、紫外線によるダメージ
紫外線は、シミや日焼けだけでなく、シワの形成にも関係しています。
紫外線のうちUVAは肌の奥にある真皮にまで届き、肌のハリや弾力を支えるコラーゲンやエラスチンにダメージを与えます。
こうした影響が積み重なると、肌のハリが低下し、細かなシワが目立ちやすくなったり、徐々に深いシワへと変化したりすることがあります。
曇りの日や冬でも紫外線は降り注いでいます。目元のシワを予防するためには、季節を問わず紫外線対策を続けることが大切です。

3、 加齢に伴う肌の変化
年齢を重ねると、肌の水分や皮脂を保つ力が変化し、ターンオーバーや肌のハリにも影響が現れます。
また、女性ホルモンの変化なども、肌の状態に関係することがあります。
若い頃には気にならなかった乾燥が目立つようになったり、保湿しても以前ほどハリを感じられなくなったりするのは、こうした変化が影響している可能性があります。
ただし、年齢だけでシワの程度が決まるわけではありません。紫外線への曝露やスキンケア、生活習慣なども関係します。

4、クレンジングやスキンケアによる摩擦
アイメイクを落とす際にゴシゴシこすったり、目元に力を入れて化粧水やクリームを塗り込んだりしていませんか?
目元の皮膚は薄いため、繰り返し摩擦を与えると、角質層に負担がかかり、乾燥や肌荒れにつながることがあります。
また、目のかゆみなどで頻繁に目元をこする習慣にも注意が必要です。
シワが気になるからといって、強くマッサージする必要はありません。むしろ、刺激を減らすことが大切です。

目元のちりめんじわを改善するセルフケア4選

1、化粧水だけでなく乳液やクリームも使う
目元の乾燥対策では、水分を補うだけでなく、肌のうるおいを保つことが重要です。
化粧水のあとに乳液やクリームを使用し、水分が蒸発しにくい状態を整えましょう。
保湿成分としては、角質層のバリア機能を支えるセラミドや、水分を保持するヒアルロン酸などが挙げられます。
高価なアイクリームを使わなければならないわけではありません。まずは刺激が少なく、自分の肌に合う保湿剤を継続して使うことを意識してください。

2、目元にも紫外線対策をする
日焼け止めは顔全体に塗り、目の周囲も製品の使用方法に従って丁寧に保護しましょう。目元に使える日焼け止めを選び、刺激を感じる場合は無理に使用せず、別の製品を検討してください。
帽子やサングラスを併用するのもおすすめです。
紫外線対策は、今あるシワをすぐに消すためというより、将来的な肌の老化を防ぐための習慣です。

3、レチノールなどの成分を適切に取り入れる
スキンケア製品には、レチノールやナイアシンアミドなど、シワ改善を目的とした成分を配合したものがあります。
ただし、成分によって作用や適応は異なります。特にレチノールは、使い始めに乾燥や赤み、皮むけなどが生じる場合があるため、低濃度の製品から使用方法を守って取り入れましょう。
目元は刺激を受けやすい部位です。目に入らないよう注意し、肌に合わない場合は使用を中止してください。

4、洗顔・クレンジングはこすらず行う
クレンジング剤は十分な量を使い、メイクとなじませてから、ぬるま湯でやさしく洗い流します。
落ちにくいアイメイクには、目元用のリムーバーを活用するのも方法のひとつです。タオルで拭くときも、肌を強くこすらず、軽く押さえるように水分を取ります。
こうした小さな習慣の積み重ねが、目元の乾燥や刺激を防ぐことにつながります。

セルフケアで改善しない場合は?美容皮膚科で相談できる治療法

保湿や紫外線対策を続けてもシワが気になる場合や、肌のハリの低下、たるみも伴っている場合には、美容皮膚科で相談することも選択肢です。

目元のシワに対する治療は、シワの種類や深さ、肌の状態によって異なります。

1、肌質改善を目的とした治療
乾燥や肌のハリの低下が気になる場合には、肌状態に応じて、肌質改善を目的とした施術などが検討されます。
施術によって期待できる効果や必要な回数、ダウンタイムは異なります。ちりめんじわの原因が乾燥なのか、真皮の変化なのかを含め、事前に診察を受けることが大切です。

2、 ボツリヌストキシン注射
笑ったときに目尻に強く現れるシワなど、表情筋の動きが主な原因の場合には、ボツリヌストキシン注射が選択肢になることがあります。
ただし、乾燥によるちりめんじわそのものに対する治療とは目的が異なります。目の周囲は繊細な部位であり、注入する位置や量によっては、表情の違和感などが生じる可能性もあるため、適応を慎重に判断する必要があります。

目の下のたるみが関係する場合

目の下にふくらみや影があり、その周囲にシワが目立つ場合には、乾燥だけでなく、皮膚や脂肪などの構造的な変化が関係している可能性があります。

この場合、保湿だけでは十分な改善が得られないこともあります。シワだけでなく、目元全体の状態を確認したうえで治療方針を検討することが重要です。

なお、美容医療には副作用やリスク、費用が伴います。治療を受ける際は、期待できる効果だけでなく、リスクやダウンタイムについても十分な説明を受けましょう。

目元のちりめんじわに関するよくある質問

Q. 目元のちりめんじわは保湿だけで消えますか?

A. 乾燥によって一時的に目立っているシワは、適切な保湿で目立ちにくくなることがあります。一方、肌のハリの低下やシワの定着が関係している場合、保湿だけでは十分に改善しないこともあります。

Q. 20代でも目元にちりめんじわはできますか?

A. はい。ちりめんじわは、年齢にかかわらず、乾燥や紫外線、摩擦などの影響で目立つことがあります。若い方でも、日頃の保湿と紫外線対策を意識することが大切です。

Q. 目元のちりめんじわを予防するには何が重要ですか?

A. 基本となるのは、保湿・紫外線対策・摩擦を避けることです。肌に合ったスキンケアを継続し、目元を強くこすらない習慣を身につけましょう。

まとめ|目元のちりめんじわは原因に合ったケアが大切

目元のちりめんじわは、乾燥や紫外線、加齢に伴う肌の変化、摩擦など、さまざまな要因によって目立ちやすくなります。

まずは保湿を見直し、紫外線対策を続け、目元への摩擦を減らすことから始めてみてください。

ただし、目元のシワには乾燥以外の原因が関係していることもあります。セルフケアを続けても改善しない場合や、たるみなども気になる場合には、自己判断だけで対処せず、皮膚科や美容皮膚科で相談してみましょう。

目元のシワを必要以上に気にするのではなく、ご自身の肌の状態を知り、適切なケアを選ぶことが大切です。

当院では、お一人おひとりのお悩みや肌の状態に合わせた診療を大切にしています。目元のちりめんじわが気になる方は、原因を見極めたうえで、自分に合ったケアや治療を検討していきましょう。

※ご参考までに下記のメニューをご覧ください。


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この記事の監修者

しのぶ皮膚科 院長 蘇原しのぶ Shinobu Sohara

2003年に東海大学医学部を卒業し、北里大学病院皮膚科、獨協大学医科大学附属病院皮膚科を経て、2016年にヒアルロン酸専門クリニック「しのぶ皮膚科」(港区三田)を開業。皮膚科・皮膚外科歴22年。

「ヒアルロン酸小顔カスタマイズ」と名付けたヒアルロン酸注入法で、他院では難しいと言われた患者さまの悩みを改善し、ボリュームアップだけではなく骨格形成、自然な若返り、たるみあげなどを、ヒアルロン酸単独で行う独自技術を持つ。自然な若々しさと美しさを追求したデザイン力に定評があり、日本全国のみならず海外からの患者様も多く、リピート率は90%以上。難病の患者さんの顔痩せや怪我の修復にヒアルロン酸注入による往診を行っている。

略歴

  • 平成15年3月東海大学医学部卒業
  • 平成15年4月北里大学皮膚科
  • 平成18年獨協大学病院皮膚科
  • 平成28年しのぶ皮膚科開業
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