唇ヒアルロン酸で叶える理想のリップ:ダウンタイム・痛み・持ち・値段まで徹底解説

近年、唇ヒアルロン酸によるボリュームアップや形の整えは、美容医療の中でも人気の高い施術の一つです。ふっくらと魅力的な唇は、顔全体の印象を変える大きな要素。短時間で効果が得られる反面、「ダウンタイムや痛みは?」「腫れや内出血は目立つ?」「どれくらい持ちが良いの?」「費用はどのくらい?」など、気になることも多いですよね。そこで本コラムでは、美容医療の現場を知る医師の視点から、唇ヒアルロン酸注射のメリット・デメリット、注意点などを分かりやすく解説します。

唇ヒアルロン酸とは?

ヒアルロン酸は、体内に存在する保湿成分の一つです。水分を抱え込む性質があり、皮膚のハリや弾力を保つ働きをします。これを唇に注入することで、以下のような効果が期待できます。

● ボリュームアップ:薄い唇をふっくらとさせる

● 輪郭の形成:唇の形を整え、左右差や不均等を改善する

● しわの改善:唇周辺の小じわを目立ちにくくする

施術は注射器を用いて行われるため、外科的な切開が不要で比較的ダウンタイムが短いのが特徴です。注入後すぐにふっくら感が分かりやすい点からも、手軽さを求める方に支持されています。

ダウンタイムはどのくらい?

唇ヒアルロン酸のダウンタイムは、個人差はあるものの「3日~1週間程度」です。唇の皮膚は他の部位と比べて薄く、微細な血管も多いため、以下のような症状が見られる場合があります。

● 腫れ:注入直後は特に腫れやすく、2~3日程度で徐々に引いていくことが多い

● 内出血:皮下出血により紫色や青色のあざが出る場合があるが、1週間程度で消えることが多い

唇は顔の中でも注目されやすい部位ですので、スケジュールを考慮して施術日を決めると安心です。長期的に休みが取れない場合でも、ダウンタイムが比較的短い点は唇ヒアルロン酸注射の魅力といえます。

痛みはどのくらい?

唇は皮膚が薄く敏感な部位ですので、注射は他の部位に比べると痛いことが多いです。実際の痛みは施術前に行う表面麻酔や、ヒアルロン酸自体に含まれる麻酔薬の効果によって軽減します。

施術者の技術や麻酔の種類によって体感も変わりますので、「できるだけ痛みを抑えたい」という場合は、クリニックに痛みに関する対応を相談してみるのがおすすめです。

唇の腫れや内出血はどの程度出るのか?

唇ヒアルロン酸では、腫れや内出血が全くないというケースも珍しくありません。しかし、以下のような要因によっては起こりやすくなります。

● 針を刺す箇所が多い

● 個人の体質(血管の位置や出血傾向など)

● 血行を促進する行為(飲酒や激しい運動)を直後に行った場合

腫れは通常、施術当日~翌日にかけて出やすく、数日で落ち着いてくるのが一般的です。万が一、内出血や腫れが長引く場合は、主治医に相談しましょう。

上手い医師・クリニックを見分けるポイント

唇ヒアルロン酸注射は、注入箇所・量・角度など、医師のデザイン力や技術に大きく左右されます。以下のポイントをチェックすると、仕上がりに満足しやすいクリニックを選びやすくなります。

1.カウンセリングの丁寧さ

2.症例写真や実績が豊富であるか

3.リスクやデメリットについても正直に説明してくれるか

4.施術後のアフターケア体制が整っているか

唇の形や求めるデザインは個人差が大きいため、カウンセリングでしっかりイメージを共有することが重要です。

唇ヒアルロン酸は何ccがベスト?

唇に注入するヒアルロン酸量は、0.2cc~1.0cc程度が目安となることが多いです。もちろん唇の形状や希望する仕上がりに応じて、さらに調整される場合があります。

● 少なめ(0.3cc程度):ナチュラルなボリュームアップや唇の縦じわ改善

● 標準~多め(1.0~2.0cc):明らかな厚みのアップを希望する場合

初めての方は一度に大量に注入しすぎると、違和感を覚える可能性があります。少量ずつ注入し、必要であれば追加するという方法をとるクリニックも少なくありません。

唇ヒアルロン酸の持ちや持続期間

唇ヒアルロン酸の持続期間は、およそ4~6ヶ月が目安です。ただし、個人差や使用する製剤の種類によっては、半年~1年程度もつケースもあります。唇は他の部位より動きが多く、摩擦や口周りの筋肉運動の影響を受けやすいため、頬や目元に比べて分解が早い傾向があります。定期的にメンテナンスすることで、ふっくら感を持続させることが可能です。

値段の相場は?

唇ヒアルロン酸の値段は、1ccあたり5~10万円ほどが一つの目安です。ただし、使用する製剤の種類(硬さ・ブランドなど)やクリニックの方針、キャンペーン価格などにより、大きく変動します。複数のクリニックでカウンセリングを受け、費用を比較しながら納得のいく施術先を選ぶのがよいでしょう。

唇ヒアルロン酸のデメリット・リスク

唇ヒアルロン酸注射には多くのメリットがありますが、以下のようなデメリットやリスクも十分に理解しておきましょう。

● 違和感や不自然な仕上がり:注入量や方法が適切でない場合

● 腫れや内出血、青あざ:血管損傷により発生するが一時的なことが多い

● アレルギー反応:非常に稀だが、体質によっては起こる可能性

施術前のカウンセリングでデメリットを正しく理解することは、トラブルを防ぐ上でも重要です。

まとめ

唇ヒアルロン酸は、短いダウンタイムで唇のボリュームアップや形の改善が期待できる人気の施術です。一方で「痛いのでは?」「腫れが気になる」「何ccくらい注入すればいいの?」といった不安を抱えている方も少なくありません。

● タウンタイムは1日~1週間程度

● 痛みは麻酔の使用で軽減可能

● 腫れや内出血はあっても数日~1週間ほどで落ち着く

● 0.2cc程度から始め、必要に応じて追加調整も可能

● 値段は1ccあたり3~10万円ほどが目安

● デメリットやリスクを理解し、上手い医師・クリニックを選ぶ

施術前にはカウンセリングで希望のデザインや不安点をしっかり伝え、施術後のダウンタイムやセルフケアについても確認しておきましょう。唇ヒアルロン酸注射は正しい知識と信頼できるクリニック選びを行えば、理想的な唇を手に入れる大きな助けとなるはずです。

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この記事の監修者

しのぶ皮膚科 院長 蘇原しのぶ Shinobu Sohara

2003年に東海大学医学部を卒業し、北里大学病院皮膚科、獨協大学医科大学附属病院皮膚科を経て、2016年にヒアルロン酸専門クリニック「しのぶ皮膚科」(港区三田)を開業。皮膚科・皮膚外科歴22年。

「ヒアルロン酸小顔カスタマイズ」と名付けたヒアルロン酸注入法で、他院では難しいと言われた患者さまの悩みを改善し、ボリュームアップだけではなく骨格形成、自然な若返り、たるみあげなどを、ヒアルロン酸単独で行う独自技術を持つ。自然な若々しさと美しさを追求したデザイン力に定評があり、日本全国のみならず海外からの患者様も多く、リピート率は90%以上。難病の患者さんの顔痩せや怪我の修復にヒアルロン酸注入による往診を行っている。

略歴

  • 平成15年3月東海大学医学部卒業
  • 平成15年4月北里大学皮膚科
  • 平成18年獨協大学病院皮膚科
  • 平成28年しのぶ皮膚科開業
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