顎ヒアルロン酸注入のダウンタイムは本当に痛い?ボトックス併用のポイントとダウンタイムを最小限にする方法

顎のヒアルロン酸注入は、手軽にフェイスラインを整えられるとして人気が高まっていますが、「施術後に腫れや痛みが続くのでは?」「仕事や日常生活に支障が出ないか不安…」といった声も少なくありません。そこで今回は、顎ヒアルロン酸注入のダウンタイムや痛みの程度、さらにボトックスを併用した場合のダウンタイムなど、患者様が気になるポイントを医師の視点から詳しく解説します。

顎ヒアルロン酸注入で得られる効果

顎へのヒアルロン酸注入は、アゴの形をシャープに見せたり、フェイスラインを整えたりする効果があります。メスを使わず注射器だけで施術できるため、手軽かつ比較的短いダウンタイムで希望の輪郭を実現できるのがメリットです。
また、多くのクリニックが扱うヒアルロン酸製剤は体内へ徐々に吸収されるため、永久的に形が固定されるわけではありません。逆にいえば「施術後にアゴの印象が変わりすぎるのは怖い…」という方でも、数か月~1年程度で徐々に自然な状態に戻る可能性が高いと考えられています。

顎ヒアルロン酸注入のダウンタイムはどの程度?

ダウンタイム中に起こりやすい症状と経過【時系列ガイド】

期間主な症状ケアのポイント
施術当日(0日目)軽度の赤み・腫れ・チクッとした痛み帰宅後すぐに 5-10 分間のアイスパック。洗顔・メイクは4時間後から可
1-2日目《ピーク》むくみと内出血が目立つことがある長風呂・サウナ・激しい運動・飲酒を控え、就寝時は頭をやや高くする 表参道スキン
3-7日目症状が急速に軽快。発話や咀嚼時の違和感が残る場合もビタミンK配合クリームで内出血の色味を早く引かせる。マッサージは禁止
8-14日目ほぼ完成形。内出血痕が薄黄色に変化し消失メイク・運動・入浴すべて通常通りで OK。ただし強い圧迫はまだ避ける

ダウンタイムとは、施術後に生じる腫れや内出血、むくみや痛みなどの症状が落ち着くまでの期間を指します。顎へのヒアルロン酸注入の場合、ダウンタイムは比較的短く、ほとんどの方が数日から1週間程度で落ち着くと言われています。個人差はありますが、注射直後は軽度の痛みや腫れがみられることが多いです。施術当日は針を刺した部分がヒリヒリとしたり、押すとやや痛みを感じたりすることもあります。しかし多くの場合、痛み止めを飲まなくても我慢できる程度の軽い症状です。もし痛みが強い場合は、クリニックに相談すると、痛み止めや鎮静剤を処方してもらえます。

顎ヒアルロン酸注入の実際の痛みの程度は?

痛みの感じ方は個人差が大きいため、一概に「まったく痛くない」とは言い切れません。しかし、ヒアルロン酸注入時には局所麻酔や麻酔クリームを使用するケースがほとんどであり、注射針も極細のものを用いるため、注入時の痛みはかなり軽減されます。注入後の痛みは、大きな内出血や腫れが起こらない限りは日常生活に大きく支障をきたすほどではありません。痛みが出やすいタイプの方や、痛みに敏感な方は、施術時にしっかり医師へ伝えておくと、麻酔の方法や注入速度などを調整してもらいやすくなります。

ダウンタイムを最短にする5つのコツ

  1. 経験豊富な医師を選ぶ – 解剖学的に安全な層へカニューレで注入すると血管損傷が少なく内出血リスクを下げられます。
  2. 施術 48 時間以内は冷却>温め – 血管収縮で腫れを抑制。温めは 3 日目以降の回復期に。
  3. 過度な表情運動を避ける – 大笑い・大口あくび・硬い食べ物はヒアルロン酸の“ズレ”を招く可能性。
  4. 血流を促進する行為を控える – 飲酒・長風呂・激しい有酸素運動は腫れ・内出血を長引かせる。
  5. 十分な水分と就寝時の頭高位 – 体液循環をスムーズにし翌朝の浮腫みを最小限に。

顎のボトックス注射ダウンタイム

顎のヒアルロン酸注入と併せて、「ボトックス注射」を検討する方も増えています。ボトックスは主に筋肉をリラックスさせる働きがあり、エラの張りや輪郭改善、梅干しジワの緩和などに応用されます。顎ヒアルロン酸注入で輪郭を整えながら、ボトックスで筋肉の動きをコントロールすることで、よりシャープでスッキリとした下顔面を目指すことが可能です。

ボトックスのダウンタイムはヒアルロン酸以上に短いか、ほとんどない場合が多いです。但し、ボトックスの効果が現れるまでに1~2週間ほどかかるケースもあるため、仕上がりをしっかり確認したい場合は少し時間に余裕をもつと安心でしょう。

ダウンタイムを最小限にするためのポイント

1.術前のカウンセリングをしっかり受ける

顎の状態や皮膚の厚み、筋肉のつき方は個人差があります。カウンセリングで医師の診断を受けることで、必要以上の注入を避け、余計な腫れやダウンタイムが長引くリスクを減らせます。

2.内出血予防を意識する

血管の走行や皮膚の状態によっては内出血が起きやすくなります。施術前後にアルコールや血行促進作用のある入浴・運動を控えること、施術後は患部を強くこすらないなど、内出血を最小限に抑えるケアを心がけましょう。

3.施術当日は安静を心がける

激しい運動やサウナ、飲酒は少なくとも当日・翌日は控えたほうが無難です。血行が促進され、腫れや痛みが増す可能性があります。

4.アフターケアの指示を守る

施術後にクリニックから出されるアフターケアの指示は、必ず守りましょう。洗顔やメイクの方法、注意すべき生活習慣など細かい点を守ることで、ダウンタイムを短縮し、トラブルを防ぎやすくなります。

失敗・トラブルは防げるの?

顎ヒアルロン酸の施術には大きなダウンタイムや副作用のリスクが少ないと言われていますが、完全にゼロではありません。量の過剰注入による違和感や、施術者の技術不足による凸凹感などが起こる場合もあります。こうしたリスクを最小限にするためには、経験豊富な医師やクリニックを選ぶことが大切です。初めての施術で不安な方は、無料カウンセリングやカウンセリング時の対応・雰囲気をチェックし、「ここなら信頼できる」と思えるかどうかを確かめてから決定するとよいでしょう。

よくある質問(FAQ)追加

Q. 仕事はいつから復帰できますか?

デスクワークなら翌日、対面営業や撮影がある場合は 3 日目以降を推奨します。メイクでカバーできるレベルになっていることが多いです。

Q. ボトックスを同時に打つとダウンタイムは伸びますか?

通常は変わりません。同日併用でも腫れ・内出血のピークは 1-2 日目です。ただし表情筋の動きが抑制される分、違和感が 3-4 日続くことがあります。

Q. 抗炎症薬は飲んだほうが良い?

強い痛みがある場合に限り医師が処方した鎮痛薬を使用し、自己判断でのNSAIDs連用は避けましょう(出血傾向が増すため)。

まとめ

顎へのヒアルロン酸注入は、短期間でフェイスラインを整えられる人気の施術ですが、「痛みがどのくらい続くのか」「ダウンタイムは何日ぐらい?」といった不安を抱える方が多いのも事実です。結論としては、ダウンタイムは数日〜1週間程度が目安で、痛みや腫れも多くの場合は軽度に収まります。また、ボトックスを併用する場合でもダウンタイムは大きくは変わらないことがほとんどで、むしろ相乗効果で理想の輪郭へ近づく可能性もあります。

重要なのは、患者様一人ひとりの顔立ちや希望に合わせた施術計画と適切なアフターケアです。不安や疑問がある場合は、遠慮せずカウンセリングで相談し、医師の見解をしっかり聞くことをおすすめします。信頼できるクリニックで適切なケアを受けることで、ダウンタイムの不安を最小限に抑えながら、より理想的なフェイスラインを手に入れましょう。

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この記事の監修者

しのぶ皮膚科 院長 蘇原しのぶ Shinobu Sohara

2003年に東海大学医学部を卒業し、北里大学病院皮膚科、獨協大学医科大学附属病院皮膚科を経て、2016年にヒアルロン酸専門クリニック「しのぶ皮膚科」(港区三田)を開業。皮膚科・皮膚外科歴22年。

「ヒアルロン酸小顔カスタマイズ」と名付けたヒアルロン酸注入法で、他院では難しいと言われた患者さまの悩みを改善し、ボリュームアップだけではなく骨格形成、自然な若返り、たるみあげなどを、ヒアルロン酸単独で行う独自技術を持つ。自然な若々しさと美しさを追求したデザイン力に定評があり、日本全国のみならず海外からの患者様も多く、リピート率は90%以上。難病の患者さんの顔痩せや怪我の修復にヒアルロン酸注入による往診を行っている。

略歴

  • 平成15年3月東海大学医学部卒業
  • 平成15年4月北里大学皮膚科
  • 平成18年獨協大学病院皮膚科
  • 平成28年しのぶ皮膚科開業
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