笑っても自然な印象を叶える!ほうれい線に対するヒアルロン酸治療の効果とポイント

日常生活のなかで、声を出して笑ったときにふと気になる「ほうれい線」。鏡を見たときや写真で自分の顔を確認したときに、ほうれい線が深く刻まれているように感じてしまう方は少なくありません。実際に、多くの患者さまが「笑うとほうれい線が目立つのではないか」と悩み、クリニックを訪れています。こうしたお悩みに対し、近年注目されているのが「ヒアルロン酸注射」による治療です。今回は医師の視点から、笑ったときにも自然に見えるほうれい線へのヒアルロン酸注射について、そのメリットや注意点、施術後の経過などを詳しく解説します。

ほうれい線が笑ったときに強調される理由

ほうれい線は、鼻の両脇から口元へかけて縦に走るしわのことを指します。加齢や紫外線による肌の弾力低下、頬の脂肪や筋肉のたるみなどが原因となり、徐々に深く刻まれてしまいます。特に「笑う」という動作は頬や口周りの皮膚を大きく動かすため、よりほうれい線が強調されやすいのです。  また、もともと頬骨が高い方や痩せ型の方は、頬の皮膚が動いたときに折れ目ができやすく、より顕著にほうれい線が浮き出る場合があります。さらにスマートフォンやパソコンの使用で下向き姿勢を続けることも頬や口周りのたるみを促進し、結果としてほうれい線が深く見える要因になると考えられています。

ヒアルロン酸注射のメリットと仕組み

ヒアルロン酸は、もともと私たちの皮膚や関節内などに存在している成分で、保湿やクッションの役割を担っています。ヒアルロン酸注射で用いられる製剤は、皮膚に注入するとしわの溝を物理的に持ち上げ、ハリやボリュームを補う働きをします。これにより、ほうれい線の目立ちを緩和し、笑ったときにも自然なボリューム感を保ちやすくなるのです。

施術時間は比較的短く、注射器を用いるため切開を伴いません。施術後すぐにメイクが可能な点も、忙しい方にとって大きな魅力と言えます。

自然な仕上がりに導くためのポイント

ヒアルロン酸注射では、見た目が不自然にならないよう適切な箇所と適切な量を注入することが重要です。過度に注入すると、頬が不自然に盛り上がったり、口元が“張り付いたような”印象になったりする場合があります。そのため、医師の解剖学的な知識と豊富な施術経験がカギを握ります。
笑ったときの自然な表情を重視するなら、ほうれい線そのものへの直接注入だけでなく、頬骨付近や口元の周囲に分散して注入する技術も効果的です。こうした施術方法によって、笑顔になったときにほうれい線だけでなく頬の位置関係も改善され、全体的に若々しい印象が得やすくなります。

 施術の流れとダウンタイム

カウンセリング・診察

まずは医師が患者さま一人ひとりの顔の骨格や筋肉、皮膚の状態をチェックし、どの部位にどれくらいのヒアルロン酸を注入すべきかを見極めます。患者さまの「笑ったときの印象を変えたくない」「口元の弛みも同時に改善したい」など、具体的な要望を丁寧にヒアリングすることが重要です。

施術準備

メイクを落とし、注射部位を消毒したあと、必要に応じて局所麻酔のクリームや麻酔注射を行います。痛みに敏感な方や不安が強い方でも、痛みを最小限に抑える方法があるので遠慮なく相談してください。

ヒアルロン酸注射

ほうれい線の深さや周辺組織の状況に合わせて、注入量や注入部位を調整します。笑顔になったときのラインを想定しながら、より自然な表情を引き出せるよう慎重に進めていきます。

術後の注意点

施術後は注射部位が赤くなったり、軽い腫れや内出血が起こることがありますが、多くの場合は数日から1週間程度で落ち着きます。直後からメイクができるため、ダウンタイムは短めです。医師の指示に従い、しばらくは激しい運動や飲酒、長時間の入浴などは控えましょう。

施術後のメンテナンスと持続期間

ヒアルロン酸は体内に徐々に吸収される性質があるため、効果は永久的ではありません。製剤の種類や個人差にもよりますが、一般的には半年から1年ほどで徐々に効果が薄れていきます。より長く効果を持続させたい場合は、医師と相談しながら定期的にメンテナンス注射を受けるとよいでしょう。  
また、保湿ケアや紫外線対策を徹底することも、美しい仕上がりの維持に欠かせません。日頃のスキンケアと併せて、睡眠や食事など生活習慣の見直しも行い、肌の土台となるコンディションを整えることを心がけてください。

クリニック選びのポイント

ヒアルロン酸注射は、医師の技術によって仕上がりが大きく左右される施術のひとつです。以下の点をチェックしてクリニックを選ぶと安心でしょう。

1.カウンセリングの丁寧さ

笑顔になったときの印象の変化や、将来的なメンテナンスなど、患者さまの要望や不安にしっかり耳を傾けてくれるかが大切です。

2.医師の施術経験・アフターケア

実績のある医師が施術を担当し、施術後の経過確認やトラブル時の対応が整っているクリニックであれば安心して任せられます。

まとめ

笑ったときに強調されるほうれい線は、加齢や骨格、生活習慣など複数の要因によって深く刻まれてしまいます。ヒアルロン酸注射による治療は、短時間かつダウンタイムが短い点で多忙な方にも適しており、適切な部位・量を注入すれば笑ったときにも自然な印象を維持しやすい施術です。施術後のケアや定期的なメンテナンスとあわせて、自分らしい美しさと若々しさを保つために、信頼できるクリニックと医師を選ぶことが何より重要と言えます。
もし「笑うとほうれい線が目立つ」というお悩みを抱えているのであれば、一度専門の医師に相談し、自分に合った最適な治療法を見つけてください。日常のなかで思い切り笑えるようになることは、見た目だけでなく心の健康にも大きくプラスとなります。ぜひ、ヒアルロン酸注射を選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者

しのぶ皮膚科 院長 蘇原しのぶ Shinobu Sohara

2003年に東海大学医学部を卒業し、北里大学病院皮膚科、獨協大学医科大学附属病院皮膚科を経て、2016年にヒアルロン酸専門クリニック「しのぶ皮膚科」(港区三田)を開業。皮膚科・皮膚外科歴22年。

「ヒアルロン酸小顔カスタマイズ」と名付けたヒアルロン酸注入法で、他院では難しいと言われた患者さまの悩みを改善し、ボリュームアップだけではなく骨格形成、自然な若返り、たるみあげなどを、ヒアルロン酸単独で行う独自技術を持つ。自然な若々しさと美しさを追求したデザイン力に定評があり、日本全国のみならず海外からの患者様も多く、リピート率は90%以上。難病の患者さんの顔痩せや怪我の修復にヒアルロン酸注入による往診を行っている。

略歴

  • 平成15年3月東海大学医学部卒業
  • 平成15年4月北里大学皮膚科
  • 平成18年獨協大学病院皮膚科
  • 平成28年しのぶ皮膚科開業
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