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ベビーコラーゲンで失明することはある?安全性とリスクを医師が徹底解説

「ベビーコラーゲンを打つと失明の危険があると聞いて不安」「ヒアルロン酸や脂肪注入と同じリスクがあるの?」カウンセリングで患者様から最も多くいただくご質問のひとつです。

結論から申し上げると、ベビーコラーゲンによる失明リスクは“理論上ゼロではないが、極めて稀”です。ただし、顔面注入治療である以上、リスクを正しく理解し、安全性を担保する医師の手技が何より大切です。

本稿では、失明が起こるメカニズム/ベビーコラーゲン特有の要因/リスクを下げる工夫を医師の立場から解説します。

失明のメカニズム なぜ注入で目に影響が出るのか

失明は「注入した薬剤が血管に誤って入る→眼動脈系に逆流→網膜の血流を遮断」という流れで起こります。
特に目の下・鼻根部・眉間は血管が網の目のように走行し、眼動脈と交通しているため、リスク部位とされます。
・網膜動脈が塞がれると数分で不可逆的な視力障害につながる可能性がある
・発生頻度は極めて低いが、国内外でヒアルロン酸注入による失明症例は報告されている

ベビーコラーゲン特有のリスク要因

ベビーコラーゲンはヒアルロン酸に比べて低粘度・なじみやすいという特徴があります。
利点:血管閉塞を起こしにくいとされる
注意点:万が一血管内に入った場合、ヒアルロニダーゼで溶解できないため修正が困難

つまり、発生頻度は低いが、起きた場合の対応難度が高いのがベビーコラーゲンの特徴です。

実際の頻度と位置づけ

公開情報では「ベビーコラーゲンによる失明症例は報告されていない」とされるものの、「顔面注入治療である以上、理論上は可能性がある」と解説されています。

患者様が知っておくべきことは
可能性はゼロではない
極めて稀である
経験豊富な医師と適切な手技を選べば現実的リスクは限りなく低い

リスクを減らすために医師が行う工夫

1.解剖の理解と注入層の選択
目周りでは浅すぎず・深すぎず、血管走行を避ける層を選ぶ

2.低圧・少量分割注入
一度に大量を押し込まず、0.05〜0.1cc程度でゆっくり注入

3.アスピレーション確認
血管内に入っていないか吸引確認を行う

4.カニューレの使用
鈍針で血管損傷リスクを下げる

5.万一の備え
緊急時の転送体制、眼科との連携を準備

患者様ができる“リスク回避行動”

医師に必ず「失明リスク」について説明を受ける
症例経験・解剖理解を確認する(目周り・鼻根部の症例写真を見せてもらう)
安さだけで選ばない(十分な教育・安全体制があるクリニックを選択)
イベント前は避ける(万一のリスクに備えて施術後1〜2週間は余裕を持つ)

まとめ「ゼロではない」を理解し、限りなくリスクを下げる

ベビーコラーゲンで失明する可能性は理論上ゼロではなく、極めて稀です。
・発生機序はヒアルロン酸などと同じく「血管塞栓」
・発生頻度は非常に低いが、溶解できない点は特有の注意事項
・解剖に沿った注入・カニューレ使用・少量分割・低圧注入でリスクは最小化できる

「失明が怖いからやめる」のではなく、リスクを理解し、経験豊富な医師と一緒に正しく選ぶことが最も安全な道です。気になる方は、是非カウンセリングにいらしてください。

※ご参考までに下記のメニューをご覧ください。


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この記事の監修者

しのぶ皮膚科 院長 蘇原しのぶ Shinobu Sohara

2003年に東海大学医学部を卒業し、北里大学病院皮膚科、獨協大学医科大学附属病院皮膚科を経て、2016年にヒアルロン酸専門クリニック「しのぶ皮膚科」(港区三田)を開業。皮膚科・皮膚外科歴22年。

「ヒアルロン酸小顔カスタマイズ」と名付けたヒアルロン酸注入法で、他院では難しいと言われた患者さまの悩みを改善し、ボリュームアップだけではなく骨格形成、自然な若返り、たるみあげなどを、ヒアルロン酸単独で行う独自技術を持つ。自然な若々しさと美しさを追求したデザイン力に定評があり、日本全国のみならず海外からの患者様も多く、リピート率は90%以上。難病の患者さんの顔痩せや怪我の修復にヒアルロン酸注入による往診を行っている。

略歴

  • 平成15年3月東海大学医学部卒業
  • 平成15年4月北里大学皮膚科
  • 平成18年獨協大学病院皮膚科
  • 平成28年しのぶ皮膚科開業
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