頬こけにヒアルロン酸1ccで本当に変わる?“老け見え回避”のための正しい注入量とクリニックの選び方

「最近、頬がこけて疲れて見える」「1ccでどれくらい変わるの?」

しのぶ皮膚科にも、こうしたご相談が非常に増えています。

特に30〜50代の方は、体重は変わっていないのに顔だけやつれたように見える“頬こけ”に悩む方が多く、「ヒアルロン酸でふっくらするなら1ccで試したい」という声をよくいただきます。

しかし、結論から言うと 頬こけは“1ccだけ”で劇的に改善するケースは限られます。

むしろ、「1ccでは足りなかった」「思ったほど変わらなかった」というお声のほうが多いのが事実です。

今回は、なぜ頬こけに1ccでは不十分になりやすいのか、どのくらいの量が自然かつ若々しく見えるのかを、ヒアルロン酸専門クリニックとしての視点からわかりやすく解説します。

そもそも、頬こけはなぜ起こる?年齢とともに“奥から”痩せていく

頬こけは、単に脂肪が減るだけでなく、以下の複合的な変化で起こります。

頬の皮下脂肪(SOOF)の萎縮
骨格(頬骨・上顎骨)のボリュームロス
リガメント(靱帯)の緩み
皮膚のハリ低下

そのため、表面をちょっと膨らませるだけの浅い注入では不自然になりやすく、
「深い層から土台を再構築してボリュームを戻す」という設計力が非常に重要です。

ユーザーが誤解しがち:1ccが「多い」わけではない

多くの方が、「1cc=たくさん入る」とイメージしています。

しかし実際の1ccは、小さじ1/5程度しかありません。

例えるなら、
ティッシュを一枚重ねるような薄い変化
片頬0.5ccでは“気持ちふっくらする程度”
という非常に控えめな量です。

頬こけは顔の中でもボリュームロスが大きい部位のため、1〜2ccで自然にふっくらさせるのは医学的にかなり難しいのが現実です。

頬こけに必要なヒアルロン酸量の目安

クリニックの症例や文献・臨床データから、必要量は次のような傾向があります。

軽度の頬こけ: 2〜3cc(両側合計)
※1ccでは“ほんのり変化”に留まることが多い

中等度の頬こけ3〜5cc

強い頬こけ(50代以降、体重減少がある方)5cc以上が必要になる場合も

量を聞くと驚かれる方も多いですが、ヒアルロン酸は“元々あった立体構造を支えるための体積”として必要なだけで、正しく入れると「不自然に膨らむ」ことはありません。

しのぶ皮膚科で行う「二層アプローチ」が自然な理由

頬こけ治療で最も大切なのは、「どこに・どの層へ」入れるかです。

しのぶ皮膚科では、MDコードをベースにした以下の二層アプローチを行います。

1.深部(骨膜上):土台をつくる注入
・こけて見える原因の“骨格のへこみ”を補う
・顔の影が改善し、若々しい曲線が戻る

2.浅層:ふくらみをなめらかに整える注入
・表面の凹凸をなだらかに
・“入れました感”を出さない自然な仕上がり

1ccしか使わない場合、深部か浅層のどちらかしかアプローチできません。
結果、満足度が下がりやすいのです。

「1ccで変わる人」と「変わらない人」の違い

変化を感じやすい方
・軽度の頬こけ
・20〜30代で骨吸収が少ない
・顔が小さめで必要量が少ない(※ただし“劇的変化”にはなりにくい)

変化を感じにくい方
・40代以降で骨・脂肪がしっかり減っている
・頬が長い、輪郭がシャープ
・やせ型で皮下脂肪が薄い

美容医療は「足りないところに必要な量を戻す」治療なので、土台が減っているほど体積をしっかり補う必要があります。

1ccで起こりがちな“失敗リスク”

「少ない量で自然に」、その気持ちはとてもよくわかります。

しかし、頬こけに1ccだけ注入した場合、
浅い層だけがぷっくりして不自然になる
こけの中心が改善されず影が残る
片側0.5ccでは左右差が整わない

といった残念な結果になりやすいのも事実です。

頬こけ治療こそ、量をケチらないほうが自然で美しい 仕上がりになります。

しのぶ皮膚科の方針:まずは“必要量の診断”から

当院では、いきなり「何cc使うか」を決めるのではなく、3Dで頬のボリュームロスを可視化し、必要量を正確に診断します。

さらに、
・0.1cc単位の微調整
・左右差補正
・安全性を最優先した深層注入
・“やりすぎない”ナチュラル志向

を徹底することで、“入れた感ゼロなのに若々しい” を実現しています。

結論:頬こけは1ccで劇的な変化は難しい。だが“計画的な注入”で確実に若返る

頬こけに悩む患者さんの多くは、「まずは1ccで試したい」とおっしゃいます。
しかし、その後にほぼ全員がこう言います。
「もっと早く必要量を入れればよかった…!」

頬こけは、老け見えを加速させる最も大きな原因のひとつです。
正しい量を、正しい層に、正しいデザインで注入することで、10年前のような明るく健康的な印象を取り戻すことができます。

【まとめ】頬こけ治療で迷っているなら

・1ccだけでは大きな変化は出にくい
・特に40代以降は“深部の土台”が減っている
・必要量を入れたほうが自然で若々しい
・医師のデザイン力と層の使い分けが最重要

しのぶ皮膚科では、「不自然にならない頬こけ改善」 を最優先に、あなたの骨格・脂肪量・輪郭に合った注入量をご提案します。

「頬こけをどうにかしたい」、「1ccでどこまで改善できるか知りたい」、そんな方は、ぜひ一度ご相談くださいね。

※ご参考までに下記のメニューをご覧ください。


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この記事の監修者

しのぶ皮膚科 院長 蘇原しのぶ Shinobu Sohara

2003年に東海大学医学部を卒業し、北里大学病院皮膚科、獨協大学医科大学附属病院皮膚科を経て、2016年にヒアルロン酸専門クリニック「しのぶ皮膚科」(港区三田)を開業。皮膚科・皮膚外科歴22年。

「ヒアルロン酸小顔カスタマイズ」と名付けたヒアルロン酸注入法で、他院では難しいと言われた患者さまの悩みを改善し、ボリュームアップだけではなく骨格形成、自然な若返り、たるみあげなどを、ヒアルロン酸単独で行う独自技術を持つ。自然な若々しさと美しさを追求したデザイン力に定評があり、日本全国のみならず海外からの患者様も多く、リピート率は90%以上。難病の患者さんの顔痩せや怪我の修復にヒアルロン酸注入による往診を行っている。

略歴

  • 平成15年3月東海大学医学部卒業
  • 平成15年4月北里大学皮膚科
  • 平成18年獨協大学病院皮膚科
  • 平成28年しのぶ皮膚科開業
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