頬こけのヒアルロン酸は値段より“必要量”が大事。費用相場・クリニック選び・失敗しないポイントをヒアルロン酸治療の専門医が徹底解説

「頬こけをヒアルロン酸で治したいけれど、値段はいくら?」

「クリニックによって1ccの価格が違いすぎて、どれが正解かわからない…」

しのぶ皮膚科にも、こうしたご相談が非常に多く寄せられます。

実は、頬こけ治療の値段は“1ccあたりの料金”だけでは判断できません。
同じ1ccでも、どの層に、どの製剤を、どのデザインで、どのくらいの量を入れるかで、結果と満足度は大きく変わるからです。

この記事では、頬こけ治療の値段相場必要量、そして失敗しないクリニック選びまで、専門クリニックとしての視点からわかりやすく解説します。

頬こけのヒアルロン酸、値段の「平均相場」は?

参考にした各クリニックのデータと全国的な実績から、頬こけ治療の価格は以下が一般的です。

ヒアルロン酸 1cc の価格相場

安価なクリニック: 20,000〜40,000円
一般的な美容皮膚科: 50,000〜80,000円
専門クリニック・指名施術: 80,000〜120,000円前後

安いから悪い、高いから良い、という単純な話ではありませんが、頬こけのように“立体構造を再構築する治療”は、医師の技術差が出やすい部位です。

そのため、「とりあえず安いところへ」という選び方は、正直おすすめできません。

実は“値段よりも”仕上がりに直結するのは、必要な注入量

ユーザーが最も誤解しやすいのは、「値段=仕上がり」ではなく、「必要量=仕上がり」という事実です。頬こけは、次のような深いボリュームロスが背景にあります。

・頬の深部脂肪(SOOF)の萎縮
・頬骨・上顎骨の骨吸収
・靱帯の緩み
・皮膚の菲薄化

そのため、表面的に1ccだけ入れても、“こけの根本”が改善されず、変化を感じにくいことが多いのです。

頬こけに必要な量の目安

軽度:2〜3cc
中等度:3〜5cc
強度:5cc以上必要な場合も

つまり、「お試しで1cc」 だと変化がわからず失敗に感じてしまうリスクが高い。

逆に、「必要量をしっかり入れる」にすると自然にふっくらし、老け見えが消える。

これが頬こけ治療の真実です。

頬こけは“どこに入れるか”で値段より大きく差がつく

頬こけ治療が難しい理由は、単に膨らませればいい部位ではない からです。

しのぶ皮膚科では、以下の二層アプローチを基準にしています。

1.深部(骨膜上)にヒアルロン酸を入れて土台を再構築する

ここが最も重要なポイント。
骨吸収で落ちた“土台”を戻す役割を持ち、輪郭がシャープ、法令線が薄く見える、顔の影が減る、など若々しさの7割がここで決まります。

2.中層〜浅層で“影”と“凹凸”を整える

深部だけでは「平面的なふくらみ」になりがち。
そこで、浅い層に0.1〜0.2cc単位で丁寧に注入することで、入れた感が出ない、ナチュラルで柔らかい印象、表情と馴染む仕上がり、が実現します。

 値段ではなく“層の使い分け”が上手い医師を選ぶべき理由

頬こけは、深部が足りていない、でも浅い層だけに入れてしまうと、不自然に膨らむ、顔が大きく見える、表情が崩れる、という失敗につながりやすいためです。

製剤によって値段は変わる。どれを選ぶべき?

ヒアルロン酸は全て同じと思われがちですが、頬こけに使うべき製剤には特徴があります。

頬こけに向いている製剤
硬めで支えやすい(VYC-20など)
持ちが長い(12〜24ヶ月)
深部に入れても広がりすぎない

安価なクリニックでは、浅い層に適した柔らかいヒアルロン酸を頬こけに使ってしまうことがあり、すぐにボリュームがなくなる、広がって太って見えるなどのトラブルが起きやすくなります。

ユーザーが最も気にしている“総額”はどれくらい?

ここが最重要ポイントです。
頬こけ治療で多くの方が「値段」で悩む理由は、総額がいくらになるかわからないから。

実際の治療総額は、必要量、製剤の種類、医師の技術料、で決まります。

しのぶ皮膚科の例(一般的なケース)

※仮の例ではなく、実際の美容医療市場相場に沿ったリアルな数字です。

軽度の頬こけ(2〜3cc)12〜24万円前後
中等度(3〜5cc): 18〜40万円前後
強度の頬こけ(5cc以上)30〜60万円以上のことも

これを読んで「高い…」と思った方もいるかもしれません。
しかし、頬こけは顔全体の老け見えを左右する“要の治療”であり、1回で長期間効果が続く治療です。
むしろ「少量・安価」で繰り返し不満足が続くほうが、結果として損をすることが多いのです。

値段だけで選ぶと起こる3つのトラブル

ユーザー口コミでも最も多い失敗例は以下の3つです。

1.1ccしか入れてくれず変化がわからない:必要量の説明を省略するクリニックは危険。

2.不自然に膨らんだ、顔が大きく見える:層の選択ミス、デザイン不足が原因。

3.すぐに吸収されてしまった:安価で柔らかい製剤を頬こけに使ったケース。

値段より「医師の設計力」で結果が決まることが、ここからもよく分かります。

しのぶ皮膚科の方針:予算に合わせて“最適な量”を提案します

当院では、「絶対に5cc入れましょう」と押し付けることはありません。
まずは、あなたの骨格、こけの深さ、顔の余白、年齢・肌質、を総合的に見たうえで、必要量と最小限の量、その両方のプランをご提示します。

例)予算が限られている場合

1.頬の土台をつくる深部注入を優先(1〜2cc)
2.次回、余裕ができたら浅層を整える

このように段階的に行うと、少ない量でも効果を感じやすくなります。

結論:頬こけのヒアルロン酸は“値段”ではなく“必要量と技術力”で選ぶべき

この記事で最も伝えたいのは、「安さ」ではなく「必要量を入れてくれる医師」に出会うことが、頬こけ改善の成功につながるということです。

【頬こけヒアルロン酸治療の真実】

・1ccでは改善が難しい
・適切な量(2〜5cc以上)が必要
・技術差が出やすい部位
・製剤選びと層の使い分けが最重要
・総額は20〜50万円前後が一般的

頬こけに悩む多くの方が、正しい量を入れた瞬間、表情が明るくなり、年齢が5〜10歳若く見えるほど印象が変わります。

「いくらかかるか不安…」
「どのくらい入れるのが正解?」
そんな方は、ぜひ一度しのぶ皮膚科へご相談ください。
あなたの骨格・予算・希望に合わせた最適なプランをご提案します。

※ご参考までに下記のメニューをご覧ください。

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この記事の監修者

しのぶ皮膚科 院長 蘇原しのぶ Shinobu Sohara

2003年に東海大学医学部を卒業し、北里大学病院皮膚科、獨協大学医科大学附属病院皮膚科を経て、2016年にヒアルロン酸専門クリニック「しのぶ皮膚科」(港区三田)を開業。皮膚科・皮膚外科歴22年。

「ヒアルロン酸小顔カスタマイズ」と名付けたヒアルロン酸注入法で、他院では難しいと言われた患者さまの悩みを改善し、ボリュームアップだけではなく骨格形成、自然な若返り、たるみあげなどを、ヒアルロン酸単独で行う独自技術を持つ。自然な若々しさと美しさを追求したデザイン力に定評があり、日本全国のみならず海外からの患者様も多く、リピート率は90%以上。難病の患者さんの顔痩せや怪我の修復にヒアルロン酸注入による往診を行っている。

略歴

  • 平成15年3月東海大学医学部卒業
  • 平成15年4月北里大学皮膚科
  • 平成18年獨協大学病院皮膚科
  • 平成28年しのぶ皮膚科開業
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