「急にほうれい線が目立ってきた」
「同年代より老けて見える気がする」
このようなお悩みで来院される方はとても多いです。
こんにちは。しのぶ皮膚科院長の蘇原しのぶです。
今日は「ほうれい線の原因」について、よくある誤解を含めて、わかりやすくお話しします。

ほうれい線は“シワ”ではない?
まず最初に、とても大切なことをお伝えします。
ほうれい線は単なるシワではありません
多くの方は、「皮膚にシワができた」と思っていますが、実際は違います。
顔の構造変化によってできる“影”や“溝”これがほうれい線の正体です。
ほうれい線の主な原因
ほうれい線は1つの原因でできるわけではありません。
いくつかの要因が重なって現れます。
1、頬のたるみ(脂肪の下垂)
年齢とともに、頬の脂肪は下に落ちてきます。
すると、上はボリュームが減り、下にたまる、この境目にできるのが、ほうれい線です。
2、骨の萎縮(顔の土台の変化)
実はとても重要な原因です。
年齢とともに、上顎骨、頬骨が少しずつ痩せていきます。
すると、皮膚や脂肪を支えられなくなり下に落ちる、これがたるみを加速させます。
3、皮膚のハリ低下
コラーゲン減少、エラスチン減少、によって皮膚が支えきれなくなる、結果として溝が深くなります。
4、表情のクセ
笑い方、口元の動かし方、も影響します。
特に、口元をよく動かす方はほうれい線が定着しやすい傾向があります。
5、 乾燥
乾燥によって、小じわが重なりほうれい線がより目立つこともあります。
ただし、これは“補助的な原因”です。

「急にできた」と感じる理由
患者さんがよく言う言葉です。
「ある日突然、気になり始めた」
これは実際には、徐々に進行していた変化が あるラインを超えて目立ったという状態です。
特に、体重減少、疲労、光の当たり方などで一気に目立つことがあります。
よくある間違い
ここはとても重要です。
・ マッサージで消そうとする: 一時的には良く見えても、たるみを悪化させることがあります。
・表面ケアだけに頼る:高級クリームを使っても、 構造は変わりません。
・ほうれい線だけに注目する:根本原因を見逃します。
ほうれい線は“点”ではなく顔全体で考える必要があります。
どうすれば改善する?
ポイントはシンプルです。
「溝を埋める」ではなく「原因を整える」こと。
・スキンケアでできること:保湿、紫外線対策。進行をゆるやかにしますが、根本改善は難しいです。
・ 医療での改善方法:本格的に改善するには、 構造にアプローチする治療が必要です。

当院の考え方
私は、ほうれい線治療で「線だけにヒアルロン酸を入れる」ことはほとんどしません。
・小顔カスタマイズヒアルロン酸
頬の高い位置、骨に近い層に注入することで、顔全体を持ち上げます。
すると、 結果的にほうれい線が浅くなるという自然な変化が起こります。
・なぜこれが重要か?
ほうれい線は、「下がった結果」なので、上を支えることが本質的な改善になるからです。
若く見える人の共通点
診療をしていて感じるのは、ほうれい線の有無ではないということです。
若く見える方は、頬の位置が高い、顔に自然な丸みがある、影が少ない、など光が当たる顔をしている。
最後に:ほうれい線は正しく理解すれば変えられる
ほうれい線は、年齢のせいだけではありません。
そして、 正しくアプローチすれば改善できるものです。
ほうれい線の原因は、たるみ、骨の萎縮、ハリ低下、表情のクセ、つまり顔の構造変化です。
改善のポイントは、表面ではなく“土台から整えること”
私は、「無理に消すのではなく、自然に若く見せる」そんな治療を大切にしています。
気になる方は、ぜひ一度、ご自身のお顔の変化を客観的に見てみてくださいね。

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