顔の脂漏性角化症とは?シミとの違い・原因・きれいに取る方法を皮膚科医が解説

「顔に茶色いポツポツが増えてきた」
「シミだと思っていたら盛り上がってきた」

それはもしかすると、脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)かもしれません。

こんにちは。しのぶ皮膚科院長の蘇原しのぶです。

今日は「顔にできる脂漏性角化症」について、原因・見分け方・治療法をわかりやすくお話しします。

脂漏性角化症とは?

脂漏性角化症は、良性の皮膚腫瘍(いわゆる“老人性イボ”)です。

茶色〜黒色、少し盛り上がる、触るとザラザラ、という特徴があります。

シミとの違い

よくある誤解です。

■シミ(色素沈着):平ら、色だけ

■ 脂漏性角化症:少し盛り上がる、厚みがある、触るとわかる

「盛り上がり」があるかどうかがポイントです。

なぜ顔にできるのか?

原因は一つではありません。

1、 加齢
最も大きな要因です。
年齢とともに角質が増殖します

2、 紫外線
紫外線ダメージの蓄積により、できやすくなります。
顔に多い理由はここにあります。

3、体質
できやすい人、できにくい人、個人差が大きいです。

放っておいて大丈夫?

結論から言うと、基本的には良性なので放置しても問題ありません。

ただし、どんどん増える、大きくなる、見た目が気になる、このような場合は治療をおすすめします。

自然に消える?

基本的に自然には消えません。むしろ、 年齢とともに増えることが多いです。

市販薬で治る?

 ほとんど効果はありません。

シミ用の美白化粧品では、改善しない理由は「構造が違う」からです。

きれいに取る方法

医療での治療が基本になります。

■炭酸ガスレーザー
最も一般的な治療です。
イボを削る、その場で除去ができるので即効性があります。

■液体窒素
凍らせて取る。
 保険適応の場合もありますが、顔の場合は色素沈着のリスクがあります。

当院の考え方

私は、脂漏性角化症の治療で「ただ取るだけ」ではなく“きれいに仕上げる”ことを重視しています。

■顔は特に繊細
跡を残さない、自然な仕上がり、ここがとても重要です。

■状態に応じた調整
深さ、大きさ、部位、によって 治療方法を細かく調整します。

よくある不安

■跡は残る?

・適切に行えば、 ほとんど目立たなくなります。

■再発する?

・同じ場所に再発することは少ないですが、 別の場所にできることはあります。

■痛い?

・麻酔を使用するため、痛みは最小限です。

やってはいけないこと

■自分で削る:感染・跡の原因になります。

■無理にこする:悪化・炎症になる可能性があります。

ですので必ず医療機関での処置をおすすめします。

見た目年齢への影響

脂漏性角化症は、“老けて見える原因の一つ”です。

数が増える、濃くなる、ことで 一気に年齢印象が上がって見えることがあります。

最後に:早めの対処が一番きれい

脂漏性角化症は、早く取るほどきれいに治りやすいです。

加齢、紫外線、が原因でできる良性のイボで、改善には、医療での除去が必要です。

私は、「ただ取るのではなく、自然にきれいに見せる」ことを大切にしています。

気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

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この記事の監修者

しのぶ皮膚科 院長 蘇原しのぶ Shinobu Sohara

2003年に東海大学医学部を卒業し、北里大学病院皮膚科、獨協大学医科大学附属病院皮膚科を経て、2016年にヒアルロン酸専門クリニック「しのぶ皮膚科」(港区三田)を開業。皮膚科・皮膚外科歴22年。

「ヒアルロン酸小顔カスタマイズ」と名付けたヒアルロン酸注入法で、他院では難しいと言われた患者さまの悩みを改善し、ボリュームアップだけではなく骨格形成、自然な若返り、たるみあげなどを、ヒアルロン酸単独で行う独自技術を持つ。自然な若々しさと美しさを追求したデザイン力に定評があり、日本全国のみならず海外からの患者様も多く、リピート率は90%以上。難病の患者さんの顔痩せや怪我の修復にヒアルロン酸注入による往診を行っている。

略歴

  • 平成15年3月東海大学医学部卒業
  • 平成15年4月北里大学皮膚科
  • 平成18年獨協大学病院皮膚科
  • 平成28年しのぶ皮膚科開業
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