涙袋ヒアルロン酸は痛い?注射の痛み・施術後の痛みと怖くないための対策を皮膚科医が解説

「涙袋にヒアルロン酸を入れたいけれど、痛そうで怖い」
「目のすぐ下に針を刺すなんて耐えられる?」
「施術後もズキズキ痛むの?」
涙袋ヒアルロン酸に興味はあるものの、「痛い」というイメージがあって一歩踏み出せない方は少なくありません。

こんにちは。しのぶ皮膚科院長の蘇原しのぶです。

結論からお伝えすると、涙袋ヒアルロン酸は麻酔や注入方法を工夫することで、痛みを軽減することができます。

また、「施術中に感じる痛み」と「施術後に出る痛み」では意味が異なります。

今回は、涙袋ヒアルロン酸は実際どのくらい痛いのか、痛みが起こる理由、痛みを少なくする方法、そして施術後に注意したい痛みまで詳しく解説します。

涙袋ヒアルロン酸はどれくらい痛い?

痛みの感じ方には個人差がありますが、涙袋ヒアルロン酸で感じやすいのは、主に次の3つです。

1、針を刺すときのチクッとした痛み
2、ヒアルロン酸が入るときの圧迫感
3、施術後の軽い痛みや違和感

「ものすごく痛くて耐えられない」というより、注射特有のチクッとした刺激や、目元を触られる緊張感を「痛い」と感じる方が多い印象です。

特に目の下は皮膚が薄く、感覚も繊細です。

しかも、針が目の近くに来るため、実際の痛み以上に「怖い!」と感じてしまうことがあります。

初めての方は緊張して当然ですので、痛みに弱いことや注射が怖いことは、施術前に遠慮なく医師に伝えてください。

なぜ涙袋へのヒアルロン酸注入は痛く感じやすい?

1、 目元の皮膚が薄くデリケートだから
目の周囲は顔の中でも非常に皮膚が薄い部分です。
そのため、針を刺す刺激やヒアルロン酸を注入するときの圧を感じやすくなります。

2、少量ずつ繊細に注入する必要があるから
涙袋は、たくさん入れればきれいになるわけではありません。
むしろ重要なのは「少量を適切な位置に入れること」です。
涙袋の形を確認しながら細かく調整するため、複数箇所から注入する場合もあります。

3、緊張によって痛みに敏感になるから
これは意外に大きなポイントです。
「目の近くに注射をする」と考えるだけで身体に力が入り、普段なら気にならない刺激まで強く感じることがあります。
だからこそ、施術前に十分な説明を受け、「何をされるかわからない」という不安を減らすことも大切です。

涙袋ヒアルロン酸の痛みを減らす方法

1、麻酔を使用する
クリニックによっては、麻酔クリームなどを使用して痛みを軽減します。
また、ヒアルロン酸製剤自体に局所麻酔成分が配合されているものもあります。
痛みが苦手な方は、予約時やカウンセリング時に麻酔について確認しておくと安心でしょう。

2、細い針や適切な器具を使用する
使用する針や注入方法によっても、痛みや内出血の程度は変わります。
ただし、「細い針だから絶対安全」というわけではありません。
目元には重要な血管が存在するため、顔の解剖を理解した医師が、患者様の状態に合わせて適切な方法を選択することが重要です。

3、ゆっくり丁寧に注入する
ヒアルロン酸を勢いよく注入すると、圧迫感や痛みを感じやすくなります。
涙袋は非常に繊細な部位ですから、必要な量を確認しながら少しずつ注入していくことが大切です。

施術後に痛いのは普通?

施術直後には、針を刺した部分の軽い痛み、腫れ、違和感などが出ることがあります。

通常は時間とともに落ち着いていきます。

また、目元は内出血が起こりやすい部位なので、青紫色になったり、触ると少し痛かったりする場合もあります。

ここで大切なのは、「いつもの注射後の痛み」と「注意すべき痛み」を区別することです。

強い痛みがある場合はすぐクリニックへ

ヒアルロン酸注入後に、痛みが非常に強い、または増していく、皮膚の色が白っぽい、紫色など明らかに変化する、強い腫れが続く、視界がおかしい、見えにくいなどの症状がある。
このような異常を感じた場合は、自己判断で様子を見ず、施術を受けた医療機関へ速やかに連絡してください。

ヒアルロン酸注入では、まれではありますが血管に関連する重大な合併症が起こる可能性があります。

「少し痛いだけだから大丈夫」と決めつけないことも、安全な美容医療では非常に重要です。

涙袋ヒアルロン酸は専門クリニックを選ぶことをお勧めします

涙袋はほんのわずかな注入量や位置の違いで、顔の印象が変わる場所です。

入れすぎると、涙袋が大きくなりすぎる、目の下が重く見える、不自然な段差ができる、笑ったときに違和感が出る、といったこともあります。

つまり涙袋ヒアルロン酸は、「注射するだけ」に見えて、実は医師の技術やデザイン力が非常に重要な治療なのです。

当院では比較的痛みを抑えて施術を受けることが可能です

当院が涙袋で大切にしていること

私は皮膚外科医として20年以上、顔の皮膚やその下にある組織と向き合ってきました。

涙袋ヒアルロン酸でも、単に「ここを膨らませればいい」とは考えていません。

目の形、左右差、頬との境界、クマ、顔全体のバランスまで見ながら、その方に似合う涙袋を作ることが大切です。

そして、もう一つ大切なのが「入れすぎないこと」。

自然できれいな涙袋は、ヒアルロン酸そのものが目立つのではなく、目元が自然に魅力的に見える状態だと私は考えています。

痛みに弱い方も、怖い方も、最初におっしゃっていただいて大丈夫です。

不安を抱えたまま施術を受ける必要はありません。

まとめ|涙袋ヒアルロン酸の痛みは対策できる

涙袋ヒアルロン酸では、針を刺すときのチクッとした刺激や、注入時の圧迫感などを感じることがあります。

しかし、麻酔や注入方法などによって痛みを軽減することは可能です。

そしてクリニック選びで本当に大切なのは、「痛くないか」だけではなく、顔の構造を理解しているか、適切な量と位置を判断できるか、万が一の合併症にも対応できるか、自分の顔に似合うデザインを考えてくれるか、という点です。

「涙袋は欲しい。でも注射が怖い」という方こそ、まずはカウンセリングで相談してみてください。

無理に施術を決める必要はありません。

不安なことを一つずつ解消して、納得した上で治療を受けることが、美容医療を安心して楽しむための第一歩です。

※ご参考までに下記のメニューをご覧ください。

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この記事の監修者

しのぶ皮膚科 院長 蘇原しのぶ Shinobu Sohara

2003年に東海大学医学部を卒業し、北里大学病院皮膚科、獨協大学医科大学附属病院皮膚科を経て、2016年にヒアルロン酸専門クリニック「しのぶ皮膚科」(港区三田)を開業。皮膚科・皮膚外科歴22年。

「ヒアルロン酸小顔カスタマイズ」と名付けたヒアルロン酸注入法で、他院では難しいと言われた患者さまの悩みを改善し、ボリュームアップだけではなく骨格形成、自然な若返り、たるみあげなどを、ヒアルロン酸単独で行う独自技術を持つ。自然な若々しさと美しさを追求したデザイン力に定評があり、日本全国のみならず海外からの患者様も多く、リピート率は90%以上。難病の患者さんの顔痩せや怪我の修復にヒアルロン酸注入による往診を行っている。

略歴

  • 平成15年3月東海大学医学部卒業
  • 平成15年4月北里大学皮膚科
  • 平成18年獨協大学病院皮膚科
  • 平成28年しのぶ皮膚科開業
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