「プロファイロを受けたら、いつから肌が変わるの?」
「注射したところがポコポコしているけれど大丈夫?」
「1回受けたけれど、あまり変わらない気がする……」
プロファイロを受けた方、これから受けようと考えている方にとって、とても気になるのが施術後の経過ですよね。
プロファイロはヒアルロン酸を使用する治療ですが、一般的なヒアルロン酸注入とは目的が異なります。
ほうれい線の溝をその場で埋めたり、顎を作ったりする治療ではなく、肌全体のハリや弾力などを徐々に整えていく治療です。
そのため、施術直後に鏡を見て「思ったより変わっていない!」と焦る必要はありません。
今回は、プロファイロを受けた後、直後・翌日・1週間・1か月・2か月後にどのような経過をたどるのかを皮膚科医の立場から詳しく解説します。

そもそもプロファイロとは?
プロファイロは、高分子と低分子のヒアルロン酸を特殊な技術で組み合わせた注入製剤です。
一般的なヒアルロン酸注入は、必要な場所にボリュームを補い、顔の形や凹凸を整えることを得意としています。
一方、プロファイロは注入後に組織へ広がり、肌のハリや弾力などを改善していくことを目的としています。
つまり、「形を作るヒアルロン酸」と「肌そのものを整えていくプロファイロ」では、同じヒアルロン酸を使用していても考え方が違うのです。
この違いを理解すると、プロファイロの経過もわかりやすくなります。
【施術直後】注射した場所がポコポコする
プロファイロの施術直後、まず驚かれるのが注入した部分の「ポコポコ」です。
顔の決められたポイントへ薬剤を注入するため、直後は蚊に刺されたような小さな膨らみができます。
「このまま残ったらどうしよう」、「失敗した?」と心配される方もいらっしゃいますが、これはプロファイロでは珍しくない経過です。
注入された製剤は周囲へ徐々に広がっていくため、通常は時間とともになじんでいきます。
また、針を刺す治療なので、赤み、軽い腫れ、痛み、内出血などが生じることもあります。
大切な予定や写真撮影などがある場合には、直前ではなく余裕をもって施術を受けることをおすすめします。
【翌日〜3日】ポコポコが徐々になじんでくる
注入直後の膨らみは、多くの場合、翌日から数日程度で目立ちにくくなっていきます。
「朝起きたら昨日よりずっと平らになっていた」という方もいらっしゃいます。
一方、内出血が出た場合はもう少し長く残ることがあり、1〜2週間程度かけて消えていく場合もあります。
ここで注意していただきたいのは、強く揉んでポコポコをなくそうとしないこと。
気になっても、自己判断で強くマッサージすることは避け、医師から指示されたアフターケアを守りましょう。
【1週間後】「肌の感じが少し違う?」と感じ始める時期
1週間ほど経過すると、ダウンタイムはかなり落ち着いてきます。
早い方ではこの頃から、「肌がもちっとした」、「乾燥しにくくなった気がする」、「なんとなくツヤが出た」など、肌質の変化を感じ始めることがあります。
ただし、ここで知っていただきたいのが、1週間で完成する治療ではないということです。
プロファイロは、時間をかけて肌の状態を整えていく治療です。
1週間後に大きな変化がないからといって、「私には効かなかった」と判断するのはまだ早いでしょう。
【2週間〜1か月後】ハリや弾力の変化を感じやすくなる
施術から2週間〜1か月ほど経つと、肌のハリや弾力などの変化を感じる方が増えてきます。
「顔がなんとなく元気に見える」、「肌にハリが出た」、「以前より疲れて見えにくくなった」など、劇的ではないけれど、顔全体の印象が自然に変化していくのがプロファイロの魅力です。
そして、この頃に行うことが多いのが2回目のプロファイロです。
一般的には、初回から約1か月後に2回目を行う治療計画が用いられています。
なぜプロファイロは2回受けるの?
「1回で効果があったら、2回目はいらないのでは?」と思いますよね。
もちろん治療回数は肌状態によって異なりますが、プロファイロでは一般的に約1か月間隔で2回の施術が基本的な治療計画として用いられています。
1回目で肌への働きかけを始め、約1か月後に再び施術することで、肌全体の変化をより安定して引き出していくという考え方です。
ですから私は、1回目直後だけを見て「効いた・効かなかった」と判断するよりも、予定した治療を行ったうえで経過を評価することが大切だと思っています。

【2回目から2週間〜1か月後】変化を実感しやすい時期
1か月後に2回目を受けた場合、その後さらに数週間かけて肌の変化が進んでいきます。
つまり初回から考えると、約2か月後が一つの大きな評価ポイントになります。
ハリ、弾力、ツヤ、なめらかさなどを総合的に見て、「そういえば最近、肌の調子がいい」と感じるような変化を目指す治療です。
ここが、通常のヒアルロン酸注入との大きな違いです。
プロファイロは何か月持つ?
効果の持続には個人差があります。
肌状態や年齢、生活習慣などによっても異なるため、「必ず○か月」と断定できるものではありません。
初回治療を終えた後は、肌の状態を確認しながら数か月〜半年以降を目安にメンテナンスを検討することがあります。
大切なのは、「半年経ったから絶対に打つ」と機械的に決めることではありません。
まだ十分に肌状態がよければ急いで追加する必要はありませんし、もう少し改善したい場合には次の治療を考えます。
お肌を見ながら、その方に必要なタイミングで治療する。
これが美容医療ではとても大切です。

「プロファイロをしたけど効果がない」と感じる理由
プロファイロで「効果がわからなかった」という方の中には、普通のヒアルロン酸と同じ変化を期待していたケースがあります。
例えば、「ほうれい線を完全に消したい」、「頬のコケをふっくらさせたい」、「顎をシャープにしたい」、「鼻を高くしたい」、こうした形の変化を求める場合、プロファイロだけでは希望する結果にならないことがあります。
プロファイロは、肌全体を自然に整えることが得意な治療だからです。
ここを混同しないことがとても重要です。
私が考える「プロファイロとヒアルロン酸」
私はヒアルロン酸を専門に診療していますが、プロファイロと通常のヒアルロン酸は「どちらが優れている」というものではないと思っています。
目的が違うのです。
肌全体のハリや質感を自然に整えたいなら、プロファイロが選択肢になります。
一方で、こめかみが痩せている、頬が落ちている、ほうれい線の原因となるくぼみがある、顎の形を整えたいなど、顔の立体構造そのものを改善したい場合には、通常のヒアルロン酸が適していることがあります。
そして実際には、「肌」と「形」の両方に原因がある方も多いのです。
だから私は、「この施術が流行っているからこれをやりましょう」ではなく、まずお顔全体を診ることを大切にしています。
プロファイロの経過で心配な症状があったら?
注入直後の軽い赤みや膨らみ、内出血などは起こり得ます。
ただし、症状が強い場合や、時間とともに悪化していく場合には、「ダウンタイムだから」と自己判断しないでください。
強い痛み、著しい腫れ、皮膚色の異常など、いつもと違う症状がある場合には、施術を受けたクリニックへ速やかに相談してください。
美容医療は、施術をして終わりではありません。
施術後の経過まできちんと診てもらえるクリニックを選ぶことも非常に重要です。

まとめ|プロファイロは「直後」ではなく経過を楽しむ治療
プロファイロは、施術直後に顔が劇的に変わる治療ではありません。
直後は注入部位がポコポコと膨らむことがありますが、通常は時間とともになじんでいきます。
そして1〜2週間頃から肌の潤いや質感の変化を感じ始め、2週間〜1か月、さらに2回目の施術後へと、徐々にハリや弾力などの変化を感じていく治療です。
だからこそ、翌日に鏡を見て、「変わっていない!」と焦らないでください。
プロファイロは時間をかけて自然に肌を整えていくことを目指す治療です。
そして、プロファイロだけが若返り治療の正解でもありません。
肌質を整えるのか、顔の立体構造を整えるのか、それとも両方必要なのか。
当院では、お顔全体を診察したうえで、プロファイロ、ヒアルロン酸などから、その方に必要な治療をご提案しています。
「プロファイロを受けたけれど、この経過で大丈夫?」
「普通のヒアルロン酸とどちらが私に合う?」
「自然に若返りたいけれど、何をしたらいいかわからない」
という方も、ぜひご相談ください。
※ご参考までに下記のメニューをご覧ください。










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