ほうれい線のヒアルロン酸注入で内出血はいつ消える?原因・期間・対処法を解説

こんにちは。しのぶ皮膚科院長の蘇原しのぶです。

「ほうれい線にヒアルロン酸を注入したいけれど、内出血が出たら仕事に行ける?」
「施術後に青あざができてしまった。いつになったら消えるの?」
「大切な予定があるけれど、今から受けても大丈夫?」

ほうれい線のヒアルロン酸注入を検討している方や、施術を受けたばかりの方にとって、内出血は気になる問題の一つだと思います。

ヒアルロン酸注入は、メスを使わずにほうれい線を目立ちにくくすることを目指せる施術です。しかし、注射を伴う以上、内出血や腫れなどが起こる可能性はあります。

今回は、ほうれい線のヒアルロン酸注入で内出血が起こる原因や、消えるまでの期間、施術後の注意点、早めに医師へ相談したい症状について解説します。

 ほうれい線のヒアルロン酸注入で内出血が起こる原因

内出血とは、血管から漏れ出た血液が皮膚の下にたまり、青紫色や赤紫色のあざのように見える状態です。

ほうれい線へのヒアルロン酸注入では、注射針やカニューレが細い血管に触れたり、傷つけたりすることで内出血が生じることがあります。

内出血の程度は、血管の状態や注入部位、皮膚の厚さ、体質などによって異なります。施術後にほとんど目立たない方もいれば、あざが比較的はっきり出る方もいます。

また、血液を固まりにくくする薬を服用している方や、出血しやすい体質の方は、施術前に必ず医師へ伝えてください。処方薬を自己判断で中止することは避けましょう。

内出血が起きたからといって、必ずしも施術に問題があったというわけではありません。適切に施術を行っても、血管の位置などによって起こる可能性があります。

内出血はいつ消える?回復までの期間

ほうれい線のヒアルロン酸注入後に内出血が起きた場合、一般的には1〜2週間程度で徐々に目立たなくなることが多い、とされています。

ただし、内出血の範囲や体質によっては、それ以上かかる場合もあります。

施術直後には目立たなくても、翌日以降に色が出てくることもあるため、当日にあざがないからといって、その後も絶対に出ないとは限りません。

内出血の色は、時間の経過とともに青紫色から緑色や黄色へ変化し、徐々に薄くなることがあります。これは、皮膚の下に漏れ出た血液が体内で分解・吸収されていく過程で見られる変化です。

色の変化や回復の速さには個人差があるため、何日で完全に消えると断言することはできません。

 内出血が出たときの対処法

内出血ができると、少しでも早く治したいと思いますよね。施術後は、次のポイントを意識しましょう。

1、施術直後は優しく冷やす
施術直後に腫れや内出血が気になる場合は、施術を受けた医療機関の指示に従い、清潔な布などを介して短時間、優しく冷やす方法があります。
氷を直接肌に当てたり、強く押しつけたりすることは避けてください。冷やせば必ず内出血が早く消えるわけではありませんが、初期の腫れや不快感を和らげる助けになる場合があります。

2、注入した部分を揉まない
「ヒアルロン酸を早く馴染ませたい」「あざを早く消したい」と思っても、注入部位を強く揉んだり、何度も押したりすることはおすすめできません。
施術直後は、注入部位への不要な刺激を避けましょう。マッサージなどを行う必要があるかどうかは、医師の指示を確認してください。

3、当日は激しい運動や飲酒を控える
施術当日は、激しい運動や長時間の入浴、サウナ、過度な飲酒などを控え、安静に過ごすことをおすすめします。
血流が増える行動は、腫れや内出血を悪化させる可能性があります。具体的な制限期間については、施術を受けた医療機関の指示に従いましょう。

4、薬や市販品を自己判断で使用しない
内出血を早く治すために、外用薬やサプリメントを使用したくなる方もいるかもしれません。
しかし、すべての製品に内出血を早く消す効果が確認されているわけではありません。特に、注入部位に使用する薬や、出血に影響する可能性のある薬・サプリメントについては、医師に相談してから使用することが大切です。

内出血があっても仕事や外出はできる?

ほうれい線のヒアルロン酸注入は、比較的日常生活に戻りやすい施術ですが、内出血が出た場合は見た目に影響することがあります。

軽い内出血であれば、メイクで目立ちにくくできる場合もあります。ただし、注入直後のメイクが可能な時期や方法は、施術内容や傷の状態によって異なるため、医師に確認しましょう。

結婚式や撮影、会食など、顔を近くで見られる大切な予定がある場合は、直前の施術を避け、余裕を持ったスケジュールを組むと安心です。

内出血は必ず起こるものではありませんが、完全に予防することもできません。予定に合わせて施術時期を検討することが大切です。

これは通常の内出血?すぐに相談すべき症状

施術後に青紫色のあざが出て、徐々に色が薄くなっていく場合は、一般的な内出血の経過である可能性があります。

しかし、ヒアルロン酸注入後の症状をすべて「ダウンタイムだから大丈夫」と判断するのは危険です。
特に、次のような症状がある場合は、すぐに施術を受けた医療機関へ連絡し、緊急の診察を受けてください。

・強い痛み、または時間とともに悪化する痛み
・皮膚が白くなる、網目状やまだらに変色する
・注入部位の皮膚色が急激に変化する
・視界がぼやける、見えにくい、視力が低下する
・強い腫れや赤み、熱感が急速に進行する

ヒアルロン酸注入では、まれに血管の閉塞などによる血流障害が起こることがあります。皮膚の障害や視覚への重大な影響につながる可能性があるため、異常を感じた場合は様子を見続けないでください。

特に視覚異常がある場合は、施術したクリニックへの連絡と同時に、救急対応を求めることが重要です。

また、内出血が2週間程度たっても改善しない場合や、範囲が広がる場合、痛みを伴う場合にも、施術を受けた医療機関に相談しましょう。

ほうれい線のヒアルロン酸注入で内出血を防ぐには?

内出血のリスクを完全になくすことはできませんが、施術前の準備によってリスク管理につなげることはできます。

まず、カウンセリングでは、服用中の薬やサプリメント、過去の施術歴、出血しやすい体質などを正確に伝えましょう。
また、施術を受ける医療機関を選ぶ際には、効果だけでなく、合併症への対応体制や施術後の相談方法についても確認しておくことが大切です。

ヒアルロン酸注入では、内出血などの比較的よく見られる副作用だけでなく、まれではあるものの重大な血流障害などのリスクもあります。施術前にリスクと対処法について十分な説明を受け、納得したうえで判断しましょう。

まとめ|内出血は焦らず経過を見ながら、異常があれば早めに相談を

ほうれい線のヒアルロン酸注入では、注射針やカニューレが血管に触れることで内出血が起こることがあります。

内出血は一般的に1〜2週間程度で徐々に薄くなることが多いものの、回復までの期間には個人差があります。施術直後は目立たなくても、翌日以降に現れる場合があることも知っておきましょう。

施術後は、注入部位を強く揉まず、激しい運動や飲酒などを控え、医師の指示に従って過ごすことが大切です。

ただし、強い痛みや皮膚の異常な変色、視覚の変化などがある場合は、通常の内出血と考えず、すぐに医療機関へ相談してください。

ほうれい線の治療を検討している方も、施術後の内出血が気になっている方も、不安を一人で抱え込む必要はありません。効果だけでなくリスクや術後の経過も理解し、ご自身に合った選択をしていただければと思います。

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この記事の監修者

しのぶ皮膚科 院長 蘇原しのぶ Shinobu Sohara

2003年に東海大学医学部を卒業し、北里大学病院皮膚科、獨協大学医科大学附属病院皮膚科を経て、2016年にヒアルロン酸専門クリニック「しのぶ皮膚科」(港区三田)を開業。皮膚科・皮膚外科歴22年。

「ヒアルロン酸小顔カスタマイズ」と名付けたヒアルロン酸注入法で、他院では難しいと言われた患者さまの悩みを改善し、ボリュームアップだけではなく骨格形成、自然な若返り、たるみあげなどを、ヒアルロン酸単独で行う独自技術を持つ。自然な若々しさと美しさを追求したデザイン力に定評があり、日本全国のみならず海外からの患者様も多く、リピート率は90%以上。難病の患者さんの顔痩せや怪我の修復にヒアルロン酸注入による往診を行っている。

略歴

  • 平成15年3月東海大学医学部卒業
  • 平成15年4月北里大学皮膚科
  • 平成18年獨協大学病院皮膚科
  • 平成28年しのぶ皮膚科開業
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