「SPECTRA(スペクトラ)」とは、美容先進国韓国の大手トップメーカーであり、アジア最大のレーザー機器 メーカーである、ルートロニック社の医療用レーザーです。
アメリカのFDA(日本の厚生労働省にあたる行政機関)からも認可を受けてい る、世界的にも効果と安全性が保証されたレーザー治療器で5つのレーザー機能が搭載されております。

SPECTRA（スペクトラ）治療のポイント

スペクトラの特徴

• 532nm(KTPレーザー)と1064nm波長(Nd:YAGレーザー)の2種類のレーザー波長と、ロングパルス(ms)のレーザーを搭載しています。
• シミやそばかす、タトゥーの除去だけでなく、肌の深層にレーザー熱を効率よく与え、真皮層を刺激することで、肌のキメを整えたり、ハリ感を出す美肌治療を行うこともできます。
• 熱ダメージが少なく、メラノサイトを刺激せずにメラニンを破壊し、再発率の低い肝斑治療を行うこともできます。

その他QスイッチYAGレーザーとの違い

スペクトラが従来のQスイッチYAGレーザーと異なるのは、照射部位へ均一に照射できるといった点です。
従来のレーザーは不均一であったため、エネルギーの高い中心部では炎症を起こしたり、エネルギーの弱い外側では効果が得られなかったりしました。

これらの短所が改善されていることが、スペクトラの特徴です。
また、従来のQスイッチYAGレーザーよりもパルス幅が短くピークパワーが高いのも特徴。健康な肌へのダメージを抑え、症状改善の効果が期待できます。

ピコレーザーとの違い（しみ取治療時の比較）

QスイッチYAGレーザーとピコレーザーは、それぞれパルス幅が異なり、メラニン作用の仕組みも異なります。
QスイッチYAGレーザーは1回の施術で効果を実感しやすい一方、ダウンタイムがやや長いことが特徴です。

それに対して、ピコレーザーはQスイッチYAGレーザーと比べてダウンタイムが短いものの、効果を実感するまで数回の施術が必要となります。
濃いシミをできる限り少ない回数で治したい場合は、QスイッチYAGレーザーが向いています。

SPECTRA(スペクトラ)でできる治療

01、02、03、表在性のシミ、深在性の色素斑、アートメイクやタトゥー除去

Qスイッチレーザーを気になる部分のみにピンポイントで照射し、色素を除去する治療です。
レーザー照射後はかさぶたが生じるため、1～2週間程度テープ保護または軟膏処置が必要です。
老人性色素斑（シミ）の多くは1～2回の治療で除去できるケースが多いですが、ADM（後天性真皮メラノサイトーシス）やタトゥーなど色素が深い部分に存在する場合は3～6ヵ月ごとに複数回の治療を要します。

04、ルートロトーニング（肝斑治療）

1064nmの波長のQスイッチレーザーを中空照射（肌から少し離して照射）することで、肝斑の原因であるメラニン色素を徐々に破壊し、治療します。

肝斑は、高出力のレーザー治療では刺激によって逆に悪化してしまいます。スペクトラのルートロトーニングは、均一なパワーのレーザーをキレ良く瞬間的に照射することができるため、
メラノサイトへの刺激を最小限に抑えつつ、メラニン色素のみを“そっとつまみ出すように”体外へ排出させ、安全かつ効率的に肝斑の治療が可能です。
肝斑の他、色素沈着やくすみ、シミなどにも効果的です。

05、スペクトラピール（美肌レーザー）

1064nmの波長のロングパルスレーザーをお顔全体に中空照射します。
皮膚の深層までレーザーの熱エネルギーを届けてコラーゲン産生を促進させることで、お肌にハリを与え、たるみ毛穴を改善します。また、ニキビや赤ら顔にも効果的です。
後述のルートロピールと同時に治療を行う「デュアルピール」により、更なる治療効果アップが期待できます。

06、デュアルピール（美白・美肌レーザー）→スペクトラピール＋ルートロピール

上記のスペクトラピールとルートロピールを同時に行うコンビネーション治療で、色調改善と肌質改善を一度に実現できる施術方法です。

ルートロピールは1064nmの波長のQスイッチレーザーをお顔全体に中空照射します（ルートロトーニングより周波数を大きくしています）。

治療を重ねるごとに、光治療（フォトフェイシャル）で反応しなかったような色の薄いシミやくすみが改善していき、お顔全体がトーンアップし、明るく透明感のあるお肌へと導きます。特定の悩みの改善よりもお肌の若返りを求める方におすすめです。
デュアルピールはレーザー熱エネルギーが多くなることで相乗効果が得られ、それぞれの単独治療より治療効果がアップします。

皮膚科医による丁寧な診察

シミやくすみ、肝斑やそばかす、アザなどの症状は、原因がさまざまです。原因がさまざまということは、アプローチ方法もさまざま。
シミの種類によっては、治療によって悪化してしまうこともございます。

また、「加齢によるシミ」と「肝斑」「病変によるシミ」などが複合的に表れることもあり、自己診断だけではなかなか「どのシミ」かを見分けるのは難しいです。
当院では、シミの性質や状態をしっかりと診察し、診断して、患者様のご希望によって治療を進めてまいります。