ゴルゴ線の消し方を徹底解説:皮膚科医が教える原因・対策・ケア方法

加齢とともに目立ってくる「ゴルゴ線」。目頭から頬骨の外側にかけて斜め下へ伸びるラインが、顔全体を疲れて見せたり、老けた印象を与えたりするため、多くの方が悩むポイントです。ここでは、ゴルゴ線にまつわる原因や効果的な改善策、さらに皮膚科医の視点からの最新ケアまでを詳しく解説します。

ゴルゴ線とは?

ゴルゴ線とは、漫画『ゴルゴ13』の主人公・デューク東郷の頬に刻まれた深いラインになぞらえた名称で、一般的には目の下から頬の中央部にかけて斜めに伸びる溝やくぼみを指します。鼻横から口もとに伸びる「ほうれい線」とは異なる位置にあり、一緒にできることも多いのが特徴です。

なぜゴルゴ線が目立つのか?~主な原因~

1.皮膚や脂肪のたるみ

加齢による皮膚弾力の低下、顔の脂肪組織が下垂することで頬骨の位置が下がり、頬骨上部のボリュームが減って線として現れやすくなります。特にゴルゴ線は、頬の構造上影ができやすい部分でもあるため、わずかなたるみでも線が深く見えがちです。

2.乾燥やコラーゲン減少によるハリ不足

肌の乾燥、コラーゲン・エラスチンなどの減少によってハリが失われると、肌表面の凹凸やシワが強調されます。目元や頬の皮膚は薄く、ダメージを受けやすいため、生活習慣やスキンケアの影響が大きく表れる部位です。

3.表情のクセや筋肉の衰え

長時間のスマホ操作、姿勢の悪さ、表情のクセによって特定の筋肉ばかりが緊張し、他の筋肉は使われずに衰えてしまうケースがあります。結果的に筋肉のバランスが崩れ、ゴルゴ線が生じやすくなるのです。

ユーザーが抱える主な悩みとインサイト

・「年齢より老けて見えるのが嫌」

・「疲れ顔に見えるため、化粧でも隠しづらい」

・「手軽なセルフケアで改善できないか知りたい」

・「でも施術は痛そう・費用が高そうで不安」

こうした不安・悩みを解消するには、原因に合った対策を選ぶことが重要です。

セルフケアでできるゴルゴ線対策

1.スキンケアの見直し

乾燥はシワやくぼみを深く見せる大きな要因です。保湿力の高い化粧水やクリーム、美容液を使って、肌に十分なうるおいを与えましょう。目元や頬の薄い部分にはアイクリームなど専用アイテムを取り入れるのも有効です。また、紫外線対策も欠かせません。日焼け止めや帽子を活用し、日々のダメージを最小限に抑えましょう。

2.表情筋トレーニング・マッサージ

使われにくい頬の筋肉を意識的に動かすトレーニングは、たるみの改善に役立ちます。たとえば口を大きく開け閉めしたり、頬を膨らませたり凹ませたりする運動を繰り返すことで、頬周りの筋肉を鍛えられます。
さらに、優しくリンパマッサージを行うことで血行を促進し、老廃物排出をサポート。皮膚をこすりすぎないよう注意しながら、クリームやオイルを使って丁寧に行いましょう。

3.生活習慣の改善

栄養バランスの偏り、睡眠不足、ストレスは、肌のハリや弾力を損ない、ゴルゴ線を悪化させる要因となります。肌の土台を整えるためにも、以下を心がけてください。

・十分な睡眠を確保し、成長ホルモンの分泌を促す。

・ビタミンC・タンパク質・良質な脂質など、コラーゲン生成を助ける栄養素を摂取する。

・適度な運動やストレッチで血行を良くする。

クリニックでの施術による改善策

セルフケアだけでは改善が難しい、あるいは早期に効果を得たいという方は、専門の医師や美容クリニックの施術を検討してみても良いでしょう。

1.ヒアルロン酸注入・脂肪注入

頬のボリュームが減ってできるくぼみに対しては、ヒアルロン酸や自身の脂肪注入による「ボリュームアップ」が効果的です。ヒアルロン酸は即効性が高く、ダウンタイムも比較的短いのが特徴。一方、脂肪注入は定着すれば自然な仕上がりや長期的な維持が期待できます。

2.糸リフト・フェイスリフト手術

たるみが進行している場合や、頬全体を引き上げたい場合には、糸リフトや外科的なフェイスリフトが検討されます。糸リフトは、皮膚内部に特殊な糸を挿入し、物理的にたるんだ組織をリフトアップする施術です。メスを使わないため比較的ダウンタイムが短く、効果も数カ月から1年以上持続します。

フェイスリフト手術は、切開範囲が広くなる分、リフトアップ効果が長期に渡り持続しやすいメリットがあります。

3.レーザー・高周波治療

コラーゲン生成を促進するレーザー治療や高周波(RF)治療など、非侵襲的な施術でのアプローチも人気です。肌の弾力を高めながら、たるみを予防・軽減できます。ただしゴルゴ線が深く刻まれている場合は、レーザー単独では効果が限定的なため、ヒアルロン酸や糸リフトなど複数の施術を組み合わせることも多いです。

ゴルゴ線対策を成功させるポイント

1.原因を見極める

ゴルゴ線の原因は、たるみ・乾燥・筋肉の衰えなど複合的です。どの要因が最も大きいのかを把握し、適切なアプローチを選択することが大切となります。自己判断では難しい場合、専門医や美容外科でのカウンセリングを受けてみましょう。

2.継続的なセルフケア

一度施術をしても、加齢や生活習慣による肌老化は避けられません。スキンケアやマッサージ、トレーニングなどの日常的なセルフケアを継続することで、施術効果を長持ちさせ、再発を予防します。

3.信頼できるクリニック選び

施術内容やアフターケア、費用の目安などをしっかり比較検討した上で、自分の要望に合ったクリニック・医師を選ぶことが最優先です。カウンセリングで疑問点を解消し、リスクや効果の見込みを十分に理解した上で施術を受けると安心です。

まとめ

ゴルゴ線は、加齢や生活習慣によるたるみ・乾燥・筋肉の衰えなどが複合的に影響して生じます。セルフケアとしては、保湿ケアや表情筋トレーニング、生活習慣の見直しが大切です。しかし、すでに深く刻まれたゴルゴ線を短期間で改善したい場合、ヒアルロン酸や脂肪注入、糸リフト、さらにはレーザーなどのクリニック施術が効果を発揮します。

「老けて見える」「疲れた印象を与えがち」「セルフケアでもなかなか消えない」というお悩みがある方は、一度専門医に相談してみるのも一つの方法です。正しい原因の見極めと適切なアプローチで、若々しくハリのある印象を取り戻しましょう。

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この記事の監修者

しのぶ皮膚科 院長 蘇原しのぶ Shinobu Sohara

2003年に東海大学医学部を卒業し、北里大学病院皮膚科、獨協大学医科大学附属病院皮膚科を経て、2016年にヒアルロン酸専門クリニック「しのぶ皮膚科」(港区三田)を開業。皮膚科・皮膚外科歴22年。

「ヒアルロン酸小顔カスタマイズ」と名付けたヒアルロン酸注入法で、他院では難しいと言われた患者さまの悩みを改善し、ボリュームアップだけではなく骨格形成、自然な若返り、たるみあげなどを、ヒアルロン酸単独で行う独自技術を持つ。自然な若々しさと美しさを追求したデザイン力に定評があり、日本全国のみならず海外からの患者様も多く、リピート率は90%以上。難病の患者さんの顔痩せや怪我の修復にヒアルロン酸注入による往診を行っている。

略歴

  • 平成15年3月東海大学医学部卒業
  • 平成15年4月北里大学皮膚科
  • 平成18年獨協大学病院皮膚科
  • 平成28年しのぶ皮膚科開業
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