顔のたるみ整形で若々しさを取り戻す 切らない施術から本格的リフトアップまで徹底解説

年齢を重ねるにつれて気になり始める「顔のたるみ」。エイジングケア化粧品やマッサージなどのセルフケアを続けても、「なかなか効果が実感できない」「もう少し根本的な対策を取りたい」という声は多くあります。こうしたときに選択肢の一つとなるのが、医療機関で受けられる「顔のたるみ整形」です。とはいえ、整形や美容医療に対しては「ダウンタイム(施術後の回復期間)はどのくらいかかるのだろう」「痛みはあるの?」「費用は高いのでは?」など、さまざまな不安や疑問が尽きません。

ここでは医師の立場から、顔のたるみ整形に関する基礎知識や主な施術法、それぞれのメリットとデメリット、施術後に気をつけるべきポイントなどをわかりやすく解説していきます。

顔のたるみ整形で多く聞かれる患者様のお声

1.「自然な仕上がり」を求めたい

顔の表情は人とのコミュニケーションにおいて非常に重要です。周囲に「整形した」と気づかれたくない、できるだけ傷跡が目立たない方法を選びたい

2.「なるべく痛みやダウンタイムを抑えたい」

仕事や家事・育児などの日常生活がある中で、長期のダウンタイムは避けたいという声も聞かれます。また、痛みや腫れがどの程度生じるのか、すぐメイクはできるのか

3.「効果と費用のバランスを知りたい」

美容整形は決して安い買い物ではありませんが、施術によるメリットと費用が見合うかどうか

4.「施術のリスクや術後の過ごし方を知りたい」

腫れ・内出血などのダウンタイムはもちろん、稀に起こり得る重大なリスクや、術後にやってはいけない行動・注意点があれば事前に把握しておきたい

最適な施術プランを選択していただくためにも、それぞれの施術法の特徴をしっかり理解することが大切です。

顔のたるみに対する主な施術方法

顔のたるみ治療には、「切る施術」と「切らない施術」の大きく2種類に分けられます。なかでも近年は「切らない施術」が注目を集めています。

切らない施術の代表例:糸リフト、ヒアルロン酸注入など

糸リフト

医療用の特殊な糸を皮下に挿入し、頬やフェイスラインを物理的に引き上げる方法です。糸リフトには、体内で吸収されるものと、半永久的に残るものがあります。糸の種類によって持続期間や引き上げ力が変わり、手術時間やダウンタイムも比較的短めですが、たるみの程度が進んでいる場合は効果が限定的になることもあります。

ヒアルロン酸注入

頬やこめかみなど、ボリュームが失われてしぼんだ部分にヒアルロン酸を注入することでハリを取り戻す方法です。即効性が高い一方、効果や持続力は技術力によります。注入量や場所を間違えると不自然さが出やすい点は留意が必要です。

切る施術の代表例:フェイスリフト手術

ミニリフトやフルフェイスリフト

耳の周囲やこめかみ、髪の生え際などを切開し、皮膚やSMAS(表情筋の膜)を引き上げて縫合する本格的なリフトアップ手術です。確実な効果が期待できますが、ダウンタイムが長めで費用も高額になりやすいのが特徴です。傷跡が目立ちにくい工夫がされてはいますが、数週間から1か月ほどは腫れや内出血が残る場合もあり、注意が必要です。

メリット・デメリットを比較してみよう

糸リフトやヒアルロン酸などの切らない施術

【メリット】

・ダウンタイムが比較的短く、日常生活への支障が少ない

・痛みが少ない場合が多く、心理的ハードルが低い

・必要に応じて追加治療や修正がしやすい

【デメリット】

・大きくたるんだケースには向かない場合がある

・施術者の技術によって仕上がりが左右されやすい

フェイスリフトなどの切る施術

【メリット】

・高いリフトアップ効果が期待できる

・たるみが進行している方にも対応しやすい

・効果の持続期間が長い

【デメリット】

・腫れや内出血などダウンタイムが長くなる傾向

・費用が高額になる傾向

・傷跡が完全に消えないリスクがある

施術を検討する際の注意点とアドバイス

顔のたるみ治療を成功させるうえで、以下のポイントを意識していただくことが大切です。

1.カウンセリングをしっかり受ける

どの施術が自分の希望やライフスタイルに合っているかを見極めるためにも、まずは医師による丁寧なカウンセリングが重要です。自身のたるみの度合いや顔立ちだけでなく、ダウンタイムの許容範囲、費用の予算など、遠慮なく相談しましょう。

2.施術前後の生活管理

術後に内出血や腫れが出る場合は、マスクやサングラスなどで隠す準備をしておくと安心です。また、数日間は激しい運動やアルコール摂取を控えるよう指示されることもあるため、事前に予定を確認しておくとよいでしょう。

3.施術医の実績とアフターケアの確認

経験豊富な医師ほど、患者一人ひとりの顔立ちや肌の状態を見極めたうえで、最適な施術法や注入量を提案してくれます。また、術後に経過をチェックするアフターケアの体制が整っているかどうかも大切なポイントです。

4.無理をせず、納得のいくタイミングで決断する

整形はあくまで生活の一部です。焦らずに施術内容を検討し、他院のセカンドオピニオンを受けてみるのも手段の一つです。費用や施術内容、アフターケアについて十分納得できてから決断しましょう。

まとめ

顔のたるみ整形にはさまざまな施術法があり、それぞれ効果やダウンタイム、費用が異なります。

大事なのは、まず自分自身の希望や悩み、ライフスタイルをしっかり医師に伝え、プロの視点を交えて最適な施術プランを組み立てること。施術後も定期的な検診やスキンケアで肌状態をチェックし、年齢を重ねても「自分らしく」美しくあり続けるためのサポートを受けるのが理想的です。
顔のたるみ整形をうまく活用し、毎日を明るく前向きな気持ちで過ごせるよう、ぜひ正しい情報を集め、納得のできる判断をしていただければと思います。

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この記事の監修者

しのぶ皮膚科 院長 蘇原しのぶ Shinobu Sohara

2003年に東海大学医学部を卒業し、北里大学病院皮膚科、獨協大学医科大学附属病院皮膚科を経て、2016年にヒアルロン酸専門クリニック「しのぶ皮膚科」(港区三田)を開業。皮膚科・皮膚外科歴22年。

「ヒアルロン酸小顔カスタマイズ」と名付けたヒアルロン酸注入法で、他院では難しいと言われた患者さまの悩みを改善し、ボリュームアップだけではなく骨格形成、自然な若返り、たるみあげなどを、ヒアルロン酸単独で行う独自技術を持つ。自然な若々しさと美しさを追求したデザイン力に定評があり、日本全国のみならず海外からの患者様も多く、リピート率は90%以上。難病の患者さんの顔痩せや怪我の修復にヒアルロン酸注入による往診を行っている。

略歴

  • 平成15年3月東海大学医学部卒業
  • 平成15年4月北里大学皮膚科
  • 平成18年獨協大学病院皮膚科
  • 平成28年しのぶ皮膚科開業
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