【医師解説】ニキビ跡クレーター治療|原因・種類・本当に効果のある治療法

「ニキビは治ったのに、肌がデコボコのまま…」
「ファンデーションでも隠れない」
「クレーター肌はもう治らないの?」

このようなお悩みで来院される方は非常に多く、「ニキビ跡のクレーター(凹凸のある瘢痕)」は多くの方が抱える深いコンプレックスの一つです。

結論から言うと、クレーターはスキンケアだけで治すことは難しいですが、美容医療によって改善することは可能です。

今回は皮膚科医であり、ヒアルロン酸の専門医として、ニキビ跡クレーターの原因、種類、効果的な治療方法をわかりやすく解説します。

ニキビ跡クレーターとは?

ニキビ跡のクレーターとは、**炎症によって皮膚組織が破壊され、肌が凹んだ状態になっている瘢痕(はんこん)のことです。

ニキビの炎症が強いと、真皮、皮下組織までダメージを受け、肌の構造が壊れてしまいます。
その結果、皮膚が元の状態に戻らず、「デコボコした凹み(クレーター)」として残ってしまうのです。

ニキビ跡クレーターの種類

クレーターにはいくつか種類があり、治療法も変わります。

1、アイスピック型
針で刺したような細く深い穴状のクレーターです。
特徴:深い・毛穴のように見える・治療が難しいタイプ

2、ボックスカー型
角ばった形の凹みです。
特徴:輪郭がはっきり・比較的広い・中等度の深さ

3、ローリング型
なだらかな凹凸が広がるタイプです。
特徴:波状の凹み・皮膚の癒着が原因・広い範囲に出やすい

実際の患者さんでは、複数のタイプが混在しているケースが多いです。

クレーターができる原因

クレーターの主な原因は次の3つです。

1、強い炎症ニキビ
赤ニキビや膿ニキビなど、炎症が強いと皮膚組織が壊れやすくなります。

2、ニキビを潰す
ニキビを無理に潰すと、炎症が広がり瘢痕が残りやすくなります。

3、ニキビ治療が遅れた
炎症が長く続くほど、皮膚ダメージが深くなります。
そのため、ニキビは早期治療が非常に重要です。

クレーターは自然に治る?

残念ながら、クレーターは自然に治ることはほとんどありません。

理由は、皮膚の深い部分(真皮)がダメージを受け、コラーゲン構造が壊れているためです。
化粧品や市販のスキンケアでは、完全な改善は難しいのが現実です。

ニキビ跡クレーターの治療方法

美容医療では、クレーターの種類や深さによって治療を選択します。

1、フラクショナルレーザー
クレーター治療の代表的な方法です。
レーザーで皮膚に微細な穴を作り、コラーゲン再生を促します。
効果:肌の再生・凹凸改善・肌質改善
数回の治療で徐々に改善します。

2、ダーマペン
極細の針で皮膚に微細な傷をつけ、肌の自然治癒力を高める治療です。
特徴:比較的ダウンタイムが短い・毛穴や肌質改善にも効果
軽度〜中等度のクレーターに適しています。

3、サブシジョン
クレーターの下にある線維の癒着を切り離す治療です。
特にローリング型クレーターに効果的です。

4、ポテンツァ(RFマイクロニードル)
近年人気の治療で、針と高周波を組み合わせて真皮のコラーゲン再生を促進します。
特徴:クレーター改善・毛穴改善・肌質改善
複合的な効果があります。

クレーター治療は組み合わせが重要

クレーターは一つの治療だけで改善するとは限りません。
例えば、サブシジョン、レーザー、ダーマペンなどを組み合わせることで、より高い改善効果が期待できます。

クレーター治療の回数

クレーター治療は1回で劇的に治るものではありません。
一般的には3〜10回程度の治療を行いながら、徐々に改善していきます。

ただし、クレーターの深さ・範囲・肌質によって回数は変わります。

クレーター治療のポイント

良い結果を出すためには次のポイントが重要です。
・クレーターの種類を正確に診断する
・適切な治療を組み合わせる
・継続して治療する

自己判断で治療を選ぶと、効果が出にくいことがあります。

まとめ|ニキビ跡クレーターは改善できる

ニキビ跡クレーターは強い炎症・組織破壊・瘢痕形成によって生じます。

スキンケアだけでの改善は難しいですが、美容医療によって肌の再生・コラーゲン増生・凹凸改善が期待できます。

重要なのは、クレーターの種類に合った治療を選ぶことです。

「ニキビ跡のデコボコが気になる」・「クレーター肌を改善したい」という方は、ぜひ一度ご相談にいらしてみてください。

適切な治療を続けることで、肌は少しずつなめらかに改善していく可能性があります。

※ご参考までに下記のメニューをご覧ください。

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この記事の監修者

しのぶ皮膚科 院長 蘇原しのぶ Shinobu Sohara

2003年に東海大学医学部を卒業し、北里大学病院皮膚科、獨協大学医科大学附属病院皮膚科を経て、2016年にヒアルロン酸専門クリニック「しのぶ皮膚科」(港区三田)を開業。皮膚科・皮膚外科歴22年。

「ヒアルロン酸小顔カスタマイズ」と名付けたヒアルロン酸注入法で、他院では難しいと言われた患者さまの悩みを改善し、ボリュームアップだけではなく骨格形成、自然な若返り、たるみあげなどを、ヒアルロン酸単独で行う独自技術を持つ。自然な若々しさと美しさを追求したデザイン力に定評があり、日本全国のみならず海外からの患者様も多く、リピート率は90%以上。難病の患者さんの顔痩せや怪我の修復にヒアルロン酸注入による往診を行っている。

略歴

  • 平成15年3月東海大学医学部卒業
  • 平成15年4月北里大学皮膚科
  • 平成18年獨協大学病院皮膚科
  • 平成28年しのぶ皮膚科開業
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